「学校で勉強するからバカになる」という本を書いたくらいですから、学校教育には反対です。学校教育は百害あって一利なしだと思っています。
だからと言って、学校教育を止める力は私にはありません。とても悔しく思いますが。だけども、学校に行けないこどもは増えている。大事なのは、そのこどもたちを学校に行かせないということだと思います。
それでも、フリースクールという形で、学校教育を続けていこうという動きがありますが、折角いけない人を何故学校に戻すようなことをするのか私には理解できないわけです。
大抵の大人なら、学校で習う科目が如何に役に立たないかは理解できると思います。でも、教師たちは役に立つと信じているのでしょう。
しかしながら、この過酷な競争社会に於いて、何故、そんな無駄な教育をするのか?当初は分かりませんでした。
この本を読まれた方なら、こんな風に物事に対して常に「何故?」という発想を持たれると思うのですが、普通はそう思う人は殆どいません^^;
世界との競争に勝つためには、もっと有意義な教育をしなければいけないと思う人も多いのではないかと思います。それでも、政府はそれをやろうとはしない。
高度な教育をやると、人々の勉強意欲が落ちるからなのです。誰もがキチンと勉強すれば分かるようになる簡単な勉強をさせないと、誰も勉強しなくなるのが怖いわけです。
当然、勉強しなくなれば自分で考える余裕が出来る。そうすると、世の中のおかしなところに目が行くようになるわけです。
国家の目的は世界との競争に勝つことではありません^^;
自国民がどうでも良い誰でも分かる教科を良い点を取ろうと勉強し、自分で考える時間を持てなくすることが目的なのです。
自分で考えない人間は、周りに影響を受ける。世論であったりトレンドであったり、後はそういうものをコントロールすることで国民を自由に操ることが出来るわけです。
学校教育の恐ろしい一面です。元々、学校教育は日本にはありませんでした。ご承知のように明治五年の学制交付よりスタートした欧米由来のモノです。
学校教育を導入したことで、日本人はバカになり、国家の思い通り戦争をやり経済活動をやってきているのです。その結果、今や欧米と同じような格差社会になり、同じ日本人でありながら、勝ち組だの負け組などと互いを攻撃しあう世界でも珍しい国民になっています。
アメリカやフランスなどの先進国では人種問題が根底にあって国民同士が対立するのですが、日本人だけは人種問題はないのに、金持ちだ貧乏人だと対立する体たらくなのです。
これも一重に学校教育の賜物であろうかと思います。
何故、同じ日本人同士で争いあわなければならないのか?
是非、賢い日本人に考えて欲しいと思うのです。我々日本人同士を争わせるのは誰なのか?それは何のためにそうするのか?
これが分かれば、学校教育を止めるべきだとお分かりになるでしょう。
私は日本人の端くれとして、欧米並みに無能化した日本人を見るのは耐えられないわけです。
偏見だとは思いますが、図体の大きい人間は頭が弱い。その点、小さい日本人は賢いと思っているのです。だから、欧米を真似てはいけないと思います。
おもてなしとか忖度という言葉に代表される日本人は、欧米人とは違う繊細さと優しさを持つ人種であると思うのです。そういう人種が何故、欧米並みに争いあうのか?
是非、一度考えてみてください。今後も学校教育の問題点を指摘しながら、学校教育から離脱し、親が子を教育する仕組みを作りたいと思うのです。
だって、日本では伝統的にそうやって子どもを育てたのですから。それが出来ればきっと、日本人は争いごとを止めると思うのです。