例えば医療用麻薬も

 

他の薬も

 

「この薬が効きません」

 

「副作用がちょっとだめで…」

 

という話は枚挙にいとまがありません。

 

そうなってしまうと、「あっ、この薬ってダメなんだな」と直感的に思ってしまいます。

 

当然のことです。

 

しかし、症状緩和のプロの立場として見ると、ここは一般の理解と差があります。

 

つまり「量はどうだったのか」ということです。

 

量が多ければ、例えば眠気などが増える薬もありますし

 

量が少なければ効きません。

 

うまいこと量を合わせれば効いたり、副作用が軽くなったりすることは、しばしばあります。

 

例えば、神経の痛みに効くリリカやタリージェというような薬などは、本当に個人差が大きいですね。

 

通常量(添付文書に書いてある量)で始めるとダメなことも多いです。

 

出された薬の量にも気を使って医療者とご相談して頂くと良いと思います。

 

そしてまた緩和ケア医はこのような、症状を和らげる薬剤に対する詳しい理解と調節のプロなのです。