元フジの笠井信輔アナが悪性リンパ腫に罹患したというニュースが報じられ、治療に入られています。


びまん性大細胞型B細胞リンパ腫と笠井さんは病名を明かされていますが、『予後の悪いタイプ』で『通常より一段階強い抗がん剤治療を行う』ことも述べておられます。
https://news.mynavi.jp/article/20191222-944438/

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫と言えば、R-CHOPつまりリツキシマブ(R:Rituximab)、シクロホスファミド(C:Cyclophosphamide)、ドキソルビシン塩酸塩(H:Doxorubicin Hydrochloride)、ビンクリスチン(O:Oncovin)、プレドニゾロン(P:Prednisolone)の組み合わせが有名で2日間の治療です。

しかし、他にも原発性縦隔B細胞リンパ腫に用いるDA-EPOCH-Rつまり用量調節を行うエトポシド(E)、プレドニゾロン、ビンクリスチン、シクロフォスファミド、ドキソルビシン、リツキシマブという組み合わせがあり、高リスクな事例などで使用されています。こちらは複数の抗がん剤の96時間連続の点滴が必要となるなど、R-CHOPとは異なります。

なおR-CHOP及びDA-EPOCH-Rの呼び方についてなのですが、前者はアールチョップ、後者はディーエーエポックアールと言います。後者については旧知の凄腕血液内科医のI先生に教えて頂きました。

後者のほうが使用する抗がん剤の種類が一剤多く、骨髄抑制や倦怠感、口内炎や感染症などの発症リスクが高いです。そのため、一般にはR-CHOPよりは負担はかかり、実際闘病ブロク等でその体験を語っておられる方もいます。

どの治療を行うにしても抗がん剤治療の副作用の緩和も必要となりますし、診断時からの緩和ケアを受けることが勧められるでしょう。特に副作用が強い傾向の治療に関しては、しっかりと抗がん剤の副作用の緩和も含めた緩和ケアを受けることが重要です。

 

 

 

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