昨日報じられた抗がん剤の吐き気対策の新治療法が開発とのニュースに関してYahoo!個人に記事を書きました 。

 

抗がん剤の吐き気を緩和する新治療法が開発とのニュース 吐き気を止めるオランザピンは5mgか10mgか

 

オランザピンの5mgでの効果を明らかにしたことに対し、海外でも「これは新しい標準的な制吐療法と見なすことができる」と評価されていますね。 

 

薬は量も大切です。

 

オランザピンはもともとジプレキサという名前で出ていた抗精神病薬です。

 

ただ吐き気止めとしてふさわしい性格があるので、抗がん剤治療による遅れての吐き気への効果が明らかになってきました。実は治療自体は2017年にすでに承認されています。

 

なお、抗がん剤の副作用対策に緩和ケア部門を頼るのは良い方法です(それなのに知られていません)。

 

私もこれまで難治性の嘔吐の例を、緩和ケア外来等に紹介してもらい、数多く緩和してきています。

 

オランザピンの吐き気に関する効果はぜひ記事をご覧ください。