不眠は現代人にとってありふれた症状です。
寝る前のスマホを避ける、熱い風呂を避ける、寝酒を避けるなどの生活上の工夫も重要です。
がんの患者さんにも不眠は多いですが、その理由は様々です。
不安や心配事からだけではなく、身体的な要因での不眠も知られています。
痛みがあるなどの他の症状が原因の時ばかりではなく、体内時計の乱れなども指摘されています。
不眠も継続すると心身に悪影響を及ぼすため、睡眠薬を適切に使用することも大切です。
睡眠薬にはハルシオンやレンドルミンなどのベンゾジアゼピン系のものや、非ベンゾジアゼピン系であるマイスリー、アモバン、ルネスタや、ロゼレム、最近だとベルソムラがあります。
基本的には、がんの患者さんには依存や耐性が少なく、転倒やせん妄のリスクが低いとされる非ベンゾジアゼピン系の眠剤が好適ですが、それでも万能とは言えず、最近の論文ではせん妄や転倒のリスクがベンゾジアゼピン系と変わらないとの指摘もあり、注意して使用する必要があります。
緩和ケア医はがんの方の不眠対策にも習熟しています。隠れたうつやせん妄もありますので、専門家の関与を求めることも検討されるでしょう。
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