ひまわり先生のブログ(のリプログ)。
ありますね
標準治療の主治医ではない医師が言う
「がんは消えた」
ただこの「がんは消えた」という場合は、ほぼほぼ嘘なんですよ
手術で取った場合は「がんは取り切りました」などと言われるでしょう
「がんは消えた」という場合は、手術以外の何らかの治療(及び治療もどき)でもたらされた、と言うことになります
まともな治療病院では、見えるがんが抗がん剤などで見えなくなった時も
「見えるがんはなくなりました」
などと言われることが多いでしょうね
「がんは消えた」とはあまり言わない
「がんが消えた」というところは、したがって、怪しいところが多いですね
私の知る例では(10年以上前)
腫瘍マーカーを自費で何十種類も取って(1回の採血で5万円以上。毎回)
そのうち2、3種類が少し下がったことをもって
「免疫治療<注;6回で数百万円>が効いていますね」
と亡くなる直前まで言い続ける・・・という怪しいクリニックがありました。
ただ、信じてしまうんですよね。
それなので、私の言うことはぎりぎりまで半信半疑だったようです。
先生は嘘を言わなそうなのに、全然かかっている(免疫クリニックの)先生と言うことが違う
と悩ましそうでした。
そのようなこと、あるんですよ。
がん治療は裏街道を進むのは得策ではありません。
光がさす所を歩むべきですし、そのためこその、早期からの緩和ケア外来受診なのです。
それにしても、現在位置をしっかりと受け止めることは、結果的には良い生活の質と長期生存につながるはず。
くれぐれも、美辞麗句と巧言令色には注意が必要なのです。
追伸;独自の食事療法などの自分の勧める治療に誘導するための「がんが消えた」もありますが、それはそもそもがんであることの証明が自己申告なだけなので、より信憑性が薄いのです。