面白いブログ。化学療法をめぐる攻防が語られています。
ただ専門家として気になってしまうのは、「やっぱり痛み止めの専門家は少ない!」ということ。
(以下経過。強調筆者)
「やっぱりお腹と胸腔ドレーン挿管後の傷口が痛むのでロキソニンを1日2回飲む」
↓
「そしたら、肝臓の数値が悪いということで痛み止め飲むなと主治医に言われる」
↓
「術後、お腹が痛かったけど、痛み止め飲むなって言われてたから我慢していたら薬剤師さんが別の痛み止め、カロナールなら肝機能に影響しないからと処方してくれた」
↓
「そしてカロナールを飲む すると数日後、主治医が来て、また肝機能の数値が悪いとかで再び痛み止め禁止令をだす」
(以上経過)
肝臓の数値の悪さにもよりますが、一専門家として医療者に対して思ったのは、
◎ ロキソニン1日2回程度では、あまり肝機能の数値は悪くならない。
◎ 術後痛に、トラマドールを使うという手もあったのでは。
◎ カロナールのほうが肝機能に影響する可能性がある。
◎ しかしカロナールもちょっと使ったくらいでは肝機能を悪化させない。
◎ 担当医は化学療法に入りたかったとのことだが、痛みを緩和することはそのためにもプラスに作用したような……。
というわけで、大丈夫かと思うような感じなのですが、ぶっちゃければこういう水準の説明は「あるある」です。残念ながら珍しくありません。
もちろん、記載されている内容だけでは、何とも言えません。
ただやっぱり痛みの専門家って少ないんですよ。
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