声優の辻谷耕史さんが死去されたと報じられています。

 

脳梗塞で亡くなられた、と。

 

相当広範な病変だったのでしょうか。

 

深く哀悼の意を表します。

 

活躍された声優さんだったので、「自分としては辻谷さんと言えば、この配役が一番心に残っている」というそれぞれの声がインターネット上で多く見受けられますね。

 

私はやはりガンダムF91の主人公であるシーブック・アノーの声が印象的です。

 

ガンダムの中でもF91は好きな作品ですね。

 

ちょうど私が中学生の時に封切られ、また高校時代も、大学時代も、F91をガンダム最高傑作に推している友人がおり、影響を受けました。

 

シーブックの名前は、シー(見る)ブック(本)つまり「見本」というところから来ているそうですね。

 

確かに他のガンダムの主人公が持っている「陰」の部分が少ない正統派のヒーローでした。

 

逆襲のシャア時代には肥大化したモビルスーツの運動性・機動性を高めるため、軽量小型化されたモビルスーツF91が主人公の機体だったり。

 

小型化は実世界の商業上の要請はあったようですが、無駄に大きいのを小さく削って強くなったという成り立ちはしびれました(経営等と同じように感じます)。

 

劇中最後の敵のラフレシアに、「質量を持った残像」で闘う場面はかっこいい。

 

最後のシーンで、宇宙空間を漂うヒロイン・セシリーを抱き止めるシーブック。印象的なシーンです。

 

そして流れる森口博子さんの『ETERNAL WIND〜ほほえみは光る風の中〜』

 

いろいろな要素が揃った名作です。それもまた辻谷さんが命を吹き込まれたからでもありましょう。

 

それにしても、言及しておられる方もいましたが、F91には続編の「クロスボーン・ガンダム」があるのですよね。

 

この作品の映像化は待ち望まれていました。漫画だけ出ているのですよね。私も読みました。

 

1位は「クロスボーン・ガンダム」“アニメ化してほしいマンガ作品は?”完結作品編

 

辻谷さんに声を当ててほしかったという書き込みもあり、同感です。

 

シーブックとセシリーのその後の闘いを描く「クロスボーン・ガンダム」映像化してほしかったですね。

 

自分も年を取れば、有名作品の声優さんもお年を取られます。

 

ガンダム作品の主演声優さんが亡くなられたのは初めてとの書き込みもあり、時代の移り変わりを感じます。

 

 

漫画といえば、私が監修中の在宅緩和ケア医の活躍を描く『はっぴーえんど』(魚戸おさむ作)の第5巻が間もなく発刊(10月30日)となります。ビッグコミックでは、新展開であるアフリカ編が好評連載中です。