タイトルのような質問を頂戴しました。

 

結論から言えば、どのステージでも、ですね。

 

それぞれの状況で必要な緩和ケアは異なります。

 

早期に寄っている段階では、不安等の心理的問題や生活上の問題の改善支援を継続的に行うことで、生活の質の向上のほか、うつの予防、生存率の向上を目指しています。早期緩和ケアが中心です。

 

進行期から先は、苦痛緩和を積極的に行い、抑うつを予防し、できるだけ生活の質が保持された時間を送れるように心身ともに支援申し上げます。一般的な緩和ケアが中心となるでしょう。

 

万一終末期を迎えることがあれば、鎮静も含めた緩和ケア技術を駆使して、ご本人とご家族がかけがえのない時間を穏やかに過ごせるように全力でサポートします。これは多くの方がご存知の、末期の緩和ケアですね。

 

内容は異なれど、緩和ケアはいつでも必要ということになります。

 

今日はその内容について、下記のリンク先で詳しく記しました。

 

乳がんステージstage別緩和ケア 早期・局所進行~末期まで

 

まだまだ緩和ケアは時期的に狭く捉えられており、また裾野が広がったことの半面として医療者から身体の問題だけの緩和ケア提供も増えている印象があり、それも緩和ケアが限定的に考えられてしまう一因となってしまっています。

 

緩和ケアは本来オールラウンドのものですし、緩和ケアの担当者はオールラウンダーです。

 

多くの方にそのようなことを知って頂けたらと思いますね。

 

※最新動画 #8 治療よりも大切なのは◯◯をご存知でしょうか?

 

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