<画像は公式ホームページから>

 

先週日曜日(9/16)、ラジオ出演をしました。

 

【視聴可能】ラジオ出演しました 鎌田實先生と村上信夫さんの『日曜はがんばらない』

 

ことし国内で新たに悪性新生物(がん)と診断される患者数は、3年連続で100万人
を超えるとする予測を国立がん研究センターが公表しました。30年以上に渡り日本人
の死亡要因の第1位であり、今や日本人の2人に1人が罹患するがん。近年の治療法や
治療薬の進歩は目覚しいものがある一方、がんに対する情報不足、誤解や偏見など問題
もあります。がん患者に限らず「緩和ケア」の必要性を緩和医療の専門医と考えます。

 

「緩和ケア」というと"末期がん"や"終末期医療"を連想する人が多いですが、本来
医療そのものが、患者さんの痛みや辛さを緩和するのが目的なので「緩和ケア」こそが
医療の原点と指摘する鎌田さん。更に末期でなく治療中でも痛み、吐き気、倦怠感、抑
うつ、不安など様々な症状に悩まされている患者さんはいます。そこで「かかりたい」
と思った時に誰でも「早期からでも緩和ケアが受けられる」日本唯一の専門クリニック
『早期緩和ケア大津秀一クリニック』の院長・大津秀一先生が電話で登場。全国に医師
は約32万人いますが「緩和ケア専門医」は208名(今年5月現在)と圧倒的少ない
現状があります。調査で「緩和ケアによる余命の延長」や「身体を傷める治療の回避」
「予後に対する備え」も判明し、早めに相談できることが理想で、そうした要望に応え
たいと「早期緩和ケア専門」のクリニック(東京都文京区)を開院した大津先生です。
後半は鎌田さんが「最後は患者さんが決めた人生の幕の閉じ方」を語る。80代の末期
がんの父親と息子さんが相談に訪れた。父親は延命のための化学療法は受けずに過ごす
ことを希望するが、家族は少しで長生きして欲しいと望んでいる。鎌田さんは家族とも
話し父親の希望を尊重で意見を集約。家族旅行などで半年間有意義に過ごし永眠した。

 

(以上引用)

 

9/16の上記説明の下の再生ボタンを押すと、ラジオが聴けます。前半部分が出演部分です。

 

”緩和ケアは希望の医療””緩和ケアに早い時期からちょっと接することでずいぶんその後の人生が変わる”(1分20秒くらいから。鎌田先生のお言葉)というお話は、まさしくその通りだと思います。

 

早期からの緩和ケアクリニックの特徴や行い目指しているものが、ラジオで少しお伝えできていれば幸いです。

 

日本初の形で、数が非常に少ない緩和ケアの専門医(正式には緩和医療専門医)<32万の医師総数中で約200人>に直接かかれるという、いわば全国で「緩和ケアにかかれたいけれどもかかれない」という問題の1つの解決策を作った(遠隔診療・オンライン診療システムを併載とすることで)のですが、この新しい解決策とそれを行うクリニックをメディア等で取り上げて頂いたことはほぼありません。

 

「緩和ケアにかかれない」「なかなかかかれないんだってね」等々の言葉は、インターネットで頻々と見かけます。

 

正直、もどかしいです。つくづく非力さを思い知ります。

 

一方で、医師、医療者、実際にご病気を患っておられる方、このような問題に興味がある一般の方々が、ブログ等で取り上げてくださっていることにいつも感謝しております。

 

ご理解・ご支援くださっている方々のご期待に沿うべく、引き続き努力して参りたいと思います。

 

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