「緩和ケアちゃんねる」開設しました
 

昨日、ブログに付記しましたように、

 

緩和ケアちゃんねる(YouTube)を開設しました。

 

【初動画】 # 緩和ケアは末期じゃない

 

ぜひチャンネル登録・ブックマークよろしくお願い申し上げます。

 

これまでも文章を中心に緩和ケアについてお伝えしてきましたが、

 

なかなか読むよりは、聴いて見るほうがわかりやすい場合もあるというのは事実だと思います。

 

緩和ケアに関しては、受診を考えられる方には、苦痛を自覚されている方や、体力の低下や治療の副作用等を自覚されている方もおられるでしょう。

 

(もちろんそのような症状が出る前にかかるのが、早期緩和ケア的な正解です。緩和ケアは定義にも「早期に発見し、予防する」とあります

 

そのような場合には、読むのにも心身の労力が過大すぎて難しいということもあるでしょう。

 

すでにそれらに配慮して積極的に動画を配信されているがん治療医のYouTubeチャンネルとして押川勝太郎先生の『がん治療の虚実』(YouTube)があります。

 

がん治療の虚実(YouTube)

 

これからは、理解して治療に臨む時代です。

 

それが問題を起こらなくさせます。押川先生の言葉をお借りすれば「がんの防災」で、それがアクティブ緩和ケアの一要素です。

 

その点で、正しくかつ理解しやすい平易な情報源の活用は重要となるでしょう。

 

緩和ケア領域でのその一助となるべく、動画ちゃんねるを開設した次第です。

 

 

 

動画でわかる情報は多い
 

なお、遠隔診療でも、YouTubeを通して私が話すのと同じように、皆さんとお話しし、緩和ケアを受けられます。

 

何ということはない、普通の診療なのですが、やはり一般診療と比べると皆さんの心理的な障壁がおありになるのか、現況では利用される比率がぐっと下がります。

 

先日ある弁護士さんのサイトを見ていたら、「動画で私が話す様子を見れば、安心して依頼する(あるいは依頼しない)かを決めやすいと思い載せました」と動画が添えられていました。

 

緩和ケアは治療内容と同時に、「」が重要な領域です。

 

写真は結構盛れますから(?)、実際には怖気な方でも写真では別人ということもあります。

 

写真の印象と裏腹に、ものすごく話しづらい雰囲気の先生だった、というような話もあると漏れ聞きます。

 

相性がありますから、話している感じがどうにもあまり好きではないということもあるでしょう(もちろん私も含めて)。

 

その点で、動画だと確かにわかる情報も多いとは思います。

 

もちろん緩和ちゃんねるは情報を伝達する場所なので、診療はまた違うとは思いますが(実際、診療はもっと柔らかい雰囲気だとは思います)。

 

 

 

抗がん剤治療中に緩和ケア遠隔診療の利点は多い
 

がん治療における遠隔診療の利点は、例えば抗がん剤治療後の調子が悪い時期でもかかれ、処方箋も郵送してもらえるという点です。

 

薬剤を届けてくれる薬局に配送をお願いすれば、調子が悪くとも家にいればすべてが完結します。

 

病院に行くのはしんどいけれども、在宅医を頼むほど重くもない、というような場合も考えられます。

 

調子が今一つでも、あるいは消耗があっても(あるいは消耗を避けるため)、話ができて、対処もしてもらえる、というのは治療期においてメリットが大きいと考えられます。

 

時期によっては消耗等もありうる抗がん剤などの治療期において、適している診療形式なのです。

 

 

 

地理的な状況に制約されてきた緩和ケアの現状を変えるための遠隔診療システム
 

また「先生のところは遠いので……

 

一度はかかりたいのですが、体の調子が悪くて……

 

という言葉を聞くたびに、遠隔診療を活用して頂けたらと思います

 

むしろ地理的な状況に制約されてきた緩和ケアの現状を変えるためこの形式を採用したのです。

 

これまでの常識とは異なっているので、皆さん慎重なのだとは思います。

 

ただ案ずるより産むが易し、で気軽に相談して頂けたらと思います。

 

 

役立つ情報を動画でも配信していけたらと思っております。

 

引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。

 

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