がん体験者の方の悩みや負担。
それについて調べた一つの調査があります。
一番多かったのは、診断・治療(12.2%)でもなく、症状・副作用・後遺症(20.7%)でもなく、
不安など心の問題(34.5%)でした。
この調査(2013年)の10年前に行われた調査(2003年)では、実に48.6%が同問題を挙げていました。
がんの進行具合にかかわらず生活の質に影響を与える問題であり、緩和ケアとしても一貫して対処するべき重要な事柄になります。
早期からの緩和ケアが必要となる、1つの問題でもあります。
患者さんのための乳がんガイドライン(日本乳癌学会/患者さんのための乳癌診療ガイドライン)に対処法についての良い記載があるので、リンク先で紹介しました。
すぐに雲散霧消するものではありませんが、やり方が間違っていなく、医療者や周囲のサポートがあれば、改善しうるものでもあります。
少しでも穏やかに療養できるように、上記のような情報を活用して頂ければと思います。