毎度の職業病です。

何かを見ると、医療で考えてしまいます。

癖なのでお許しください。


サッカーW杯を見ていて、チームとはすごいし、チームとは難しいとも思いました。

先日面白いと期待してアルゼンチン対アイスランドのサッカーW杯の試合を見たのですが、

メッシの調子が悪く、輝きが感じられませんでした。またメッシほどの存在でも、プレッシャーには影響されるのだともPKの失敗を見て思いましたね(昨日の香川選手のPKは対照的にすごかったですね)。

昨日の日本代表戦も、前回大会ではハメス・ロドリゲスが光芒を放ち(日本はしてやられ)、

その後レアルマドリードにハメスは移籍するなど大躍進で、その時の印象が強かったので、

4年経ってまるで別人のように見えました。

対して、日本チームは有機的に躍動していたように見えます(サッカー少年団経験者ですが、ほぼほぼ素人なので、コメントの深度に関してはご容赦ください)。

医療のチームも同じだと感じました。

例えメッシやハメス・ロドリゲスがいても(ハメス・ロドリゲスは調子が悪そうでしたが)、

有機的に機能しなければ、良い働きをすることはできません。

昨日は大迫選手が攻守に大活躍でしたが、足を使って、あらゆる場所に動き、攻めかつカバーしていた姿が印象的でした。

チーム医療においても、全員の息が概ね合えば、実力以上の力を発揮できる場合もありますし、

サッカーでいう「足が止まっている」スタッフがいると、途端にパフォーマンスが下がることもあります。

動かないメンバーがいると、他の運動量が上がり、疲弊や燃え尽きにつながります。

中には人の好き嫌いが激しい、他者をいじめる・嫌がらせをする、陰で悪口を言うなど、性格的にチーム不和を招きやすい人もいます。そうすると、むしろマイナスパフォーマンスになります。

監督が人選に長けていることで、チームを輝かせるのは、医療の現場も同じだと思いました。

どれだけ優秀な人材でも、チームとして機能しなければ、いい結果は出せないし、その逆も十分ありうるということが、W杯全体で感じられました。

チーム力、難しいですが、大切なことですね。

W杯は楽しいですが、同時に多くの示唆をもらえます。

日本代表には引き続き活躍してもらいたいですね。