座間の事件で、被害者の身元が判明したようです。

 

 

しかしまたもや実名報道。

 

 

しかも小学生の頃の写真まで掲載されています。

 

 

ご遺族の了解は得ているのでしょうか?

 

 

「知りたい」の暴走のように思えてなりません。

 

 

複雑な事情のあったことが報じられ、妹さんを思うお兄さんの行動が、犯人逮捕につながったとされています。

 

 

そのお兄さんが承諾されているならばわかりますが、興味本位の報道はたくさんの方々を傷つけるものだと考えます。

 

 

今回は犠牲となった方も多く、報じられるたびに逝かれた方やご遺族、周囲の方々が好奇の視線を浴びねばならないのは本当につらいことです。

 

 

重い病気を患う方々も、しばしば孤独に苦しんでおられます。

 

 

今回の事件は、健康で若くても、重い孤独に苦しんでいる人がおり、優しい声をかけてくる(ようにみえる)見も知らぬ人間にしばしば無防備であることを指し示しました。

 

 

そのような状況の分析と対策をこそ、語られるべきではないでしょうか。

 

 

右向け右ではない、思慮ある報道、より本質を掘り下げる報道を願いたいです。