ステロイドの外用剤はたくさんの種類があります。



私は仕事柄、進行がんの患者さんの様々な症状緩和にステロイドの内服薬や注射薬は使用しますが、外用剤は皮膚病への使用となるのであまり馴染みがありません。



私は大田区で仕事をしていますが、同じ区の皮膚科の先生がまとめておられる一般の方向けのこのステロイド外用剤のページが大変役に立ったので紹介します。



大木皮膚科さんの「ステロイド外用剤の作用と副作用」のページ



実は私もこの間このサイトを参考に、右肘窩のひどいあせもをステロイド外用剤で治しました。



患者さんやご家族からもしばしば聞くことですが、科学を装った怪しい治療紹介でインターネット空間はあふれています。



だからちゃんとした情報を紹介しているサイトを、通常の診療を行っている医師が紹介することも意義があるだろうと考えています。



前述のサイトですが、これを読んで「湿疹の緩解期に週2,3回ステロイド外用剤を間歇的に使う方法」である「プロアクティブ療法」というものがあると初めて知りました。



ステロイド外用剤は種類がいっぱいあってどれを使うか悩むところですが、指針の概略も示してくださっています。



もちろん自己判断にはリスクも伴うので医師に相談するのが一番ですが、顔に塗らないほうが良い強さのステロイド外用剤も市販されているなど、知っておくと良いことはいろいろとありそうです。



皆さんも一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?