先週の話になりますが、10月11日と12日は岐阜で第39回日本死の臨床研究会年次大会があり、参加して来ました。



会場は終末期医療・ケアの担い手たる方々でいっぱいでした。



皆さんの熱気をひしひしと感じました。



洞爺温泉病院の岡本拓也先生の『構造構成医療』の話は、本でしか読んだことがなかったので、また講義は異なった面白さがありました。






人でいっぱいです。


30分前から座っていたので、何とか無事に聴講できました。


午前の別の講演は油断して時間少し前に行ったら、もう立ち見でした。


岡本先生は、講義は構造構成医療の紹介の一部なので、ぜひ下の本を読んでもらえればと仰っていました。






以前読んだこの本も、講義も非常にためになりました。




午前最後に、「あなたが人生の最期に聞きたい曲(歌)は何ですか?」という参加者全員に尋ねたアンケートの結果発表と、ベスト10の演奏会がありました。


一位は・・・皆さん何の曲だったと思いますか?




一位はアメイジング・グレイスでした。


音楽療法士や医師から成る大会特別カルテットによる演奏は、心に沁み渡りました。


でも本当の一位は「クラシック」(!)で最多得票で、曲が特定できなかったそうです。


そして挙がった曲の半数は、たった1票のみ。大会全体では3200名の参加だったのですが、そうだったのだそうです。


皆さんそれぞれに、愛する曲があるのですね。皆さんはどの曲を挙げられますか?




会場では運営委員をしている藤澤ゆきさんと初めてお会いしました。



藤澤さんは拙著『傾聴力』を読んでくださったことをきっかけに、ブログにメッセージを寄せてくださるようになり、その後一念発起されて緩和ケアや終末期ケアの世界に加わられ、今は熱意ある担い手となられ、岐阜で活躍されています。



また岐阜で緩和ケアを積極的に為されている先生方、看護師さんとお話しすることができました。


私は岐阜大学の卒業なので、6年を過ごした思い出ある地で、これだけ緩和ケアや終末期ケアが根付いていることは本当に嬉しいことです。


皆さんスタッフとして会場でも私たち参加者が積極的に学ぶことを支援するべく休むいとまもなく動いてくださっており、そのような皆さんのおかげで素晴らしい会であったと感じました。


本当に皆さん、ありがとうございました。お疲れさまでした。


また会場でお声がけくださった皆さんも、ありがとうございました。


休日も何のその、会場に入りきらないほど参加者がいて、「熱」を感じ、自身もまた引き続きしっかりと医療・ケアを為していこうと改めて思いました。