皆さん、こんにちは。大津です。
昔「褒め殺し」というものが流行りましたね。
当時僕は高校生で、水戸黄門の原産地にいましたが、駅前のなんとか世界文化遺産系金融会社の前で
「お金を貸して~、たくさんの人から~、お金をまきあげる、素晴らしいなんとか世界文化遺産!」
「政治家の~◯◯と麗しい協力をして~幸せと負債を膨らませる□□□!」
と延々と怖い方たちの、街中では逆に目立って視線の狙い撃ちを受けやすい(が、直撃は受けない)ミリタリー色のワンボックスカーががなり立てていたのを思い出します。
褒めてもいる(?)けれども、まあ、どこをどう見てもけなしているんですね。
そんな系統の記事を発見したので紹介します。
最近医師向けネガティブキャンペーンでもはられているんでしょうか。
記事はこちら
↓↓
医療法人の事務長に「医者と結婚したら幸せになれるか?」聞いてみた。
↓↓
リンクが切れているようなので下記で読めます
↓↓
http://ren-ai.jp/12731
(以下引用)
●医療法人の事務長さんにこっそり聞きました
今回の取材は、医者ご本人に聞くと、「うん! しあわせになるよ!」と言うと思うので、客観的にお医者さんを見ている立場である医療法人の事務長さんに行いました。
(1)医者のいいところ
倫理観がしっかりしている。これは、ほぼ絶対的に言えることだそうです。お医者さんは、医学部で「倫理観」を教え込まれます。人を殺してはいけないとか、万人に平等に医療は存在する……というようなことを勉強するわけです。
日本という国は昭和初期まで、国家ぐるみで殺人をやっていましたが(戦争があったが)、医者が「人道」を知らないと、日本国から人が減り続け、国力が下がるのがイヤである(税収が減るのがイヤである)国とすれば、お医者さんに「高い倫理観」を持っておいてほしいのかもしれません。もちろん、こういう理由以外にも、「人として」という理由もあると思いますが、とにかく倫理観が高いのが医者だ。ゆえに、「人の道を外れた人生にはならないだろう」ということは言えるのではないかと思います。
お医者さん、本当に倫理観は高いですよ。文句を言いながらも、深夜の宿直をやっているのは、なにもお給料のためだけではないのです。
(2)風俗に狂うの?
とは言うものの、たとえば地方の医学部出身で、インターンが終わるまで、マジメにマジメに、勉強一筋でやってきたお医者さんは、インターンが終わり、病院に就職したとたんに、遊び始めます。これまで、同級生が高校時代にエッチしているのを横目に、お勉強ばかりやってきたわけですから、とにかく遊びまくります。やっと医者になって、じぶんに自信を持ちだす頃でもありますしね。
そういう人は、出会い系サイトにはまっていることもあるし、風俗街に通いつめることもあります。人によりますが、倫理観(理性)と、下半身(欲望)のバランスについては、偏差値が高いお医者さんであっても「持て余している」わけです。
(以上引用終わり)
これは・・。
すぐココにいる緩和医療医に聞き直してみました。
まず(2)から反論しますと、私も地方医学部出身で、都会(?)の研修病院に就職しましたが、遊ぶ余裕などこれっぽっちもありませんでした。私が遊びベタだったのかもしれませんが、周囲の若手医師もそれこそ朝から晩まで病院、病院、病院、・・たまに家、すぐ鳴る携帯、病院に戻る、病院・・以下略、というループ(マス目がだいたい「病院に戻る」となっているすごろく)を要領の良し悪しこそあれ私と同様に繰り返しておりました。
だいたい医者になって最初は何もできません。薬の名前はわかりませんし、技術もありません。だから自信なんてとても持てなかったですね。
たまの休みは、とにかく休みたいと寝て、気がつけば夕方、そしてまた翌朝出勤。
出会い系サイトも風俗街も、異国の話のようでした。
次(1)。
これも「人による」のではないでしょうか?
例の降圧薬の話は、とても倫理観がしっかりしているとは言えないと思います。
また最近の一連の話とも関連しますが、患者さんの希望を容れることなく、時に頑固に自らの倫理観を貫かんとするさまは、倫理観というよりは「俺基準善」(ドクゼンと読む)のように見えてしまうかもしれません。
ただ(自院の)当直を医師がしているのは、無論お金のためではありません。
「やらなくてはいけないから」ですし、「そこに患者さんがいるから」です。そこに患者さんがいるから、は時に崇高な意味合いで心のなかで昇華することがありますが、概して言葉通りの「そこに患者さんがいるから」で、物理的な話でもありますし、広義の責任感からという話でもあります。
「国家ぐるみで殺人」など突っ込んでほしい記事なのかもしれませんが、『医者が「人道」を知らないと、日本国から人が減り続け、国力が下がるのがイヤである』なんてどんだけ陰謀論なの!? と思います。確かに製薬会社の論文にまつわる先述の事件がありましたが、多くの医者がお金儲けで抗がん剤を出しているなどという陰謀論は荒唐無稽です。・・が、それでも一定の支持を得るところに陰謀論の心を捉える力の強さを感じたりもしたこの数ヶ月でしたし、この記事もすごい大掛かりなシステムを仮定していますね。
いずれにせよ、事実ではありません。
それでは、医者と結婚したら幸せになれるか?
なれますよ。
ただ「気持ちの持ちよう」は大事だと思います。良いところを長く見つけられる心があるかどうか、ではないでしょうか。あるいは思っていることと違う部分があっても、それを楽しめる心があるかどうかではないでしょうか。
少しでも参考になれば幸いです。
それでは皆さん、また。
失礼します。
昔「褒め殺し」というものが流行りましたね。
当時僕は高校生で、水戸黄門の原産地にいましたが、駅前のなんとか世界文化遺産系金融会社の前で
「お金を貸して~、たくさんの人から~、お金をまきあげる、素晴らしいなんとか世界文化遺産!」
「政治家の~◯◯と麗しい協力をして~幸せと負債を膨らませる□□□!」
と延々と怖い方たちの、街中では逆に目立って視線の狙い撃ちを受けやすい(が、直撃は受けない)ミリタリー色のワンボックスカーががなり立てていたのを思い出します。
褒めてもいる(?)けれども、まあ、どこをどう見てもけなしているんですね。
そんな系統の記事を発見したので紹介します。
最近医師向けネガティブキャンペーンでもはられているんでしょうか。
記事はこちら
↓↓
医療法人の事務長に「医者と結婚したら幸せになれるか?」聞いてみた。
↓↓
リンクが切れているようなので下記で読めます
↓↓
http://ren-ai.jp/12731
(以下引用)
●医療法人の事務長さんにこっそり聞きました
今回の取材は、医者ご本人に聞くと、「うん! しあわせになるよ!」と言うと思うので、客観的にお医者さんを見ている立場である医療法人の事務長さんに行いました。
(1)医者のいいところ
倫理観がしっかりしている。これは、ほぼ絶対的に言えることだそうです。お医者さんは、医学部で「倫理観」を教え込まれます。人を殺してはいけないとか、万人に平等に医療は存在する……というようなことを勉強するわけです。
日本という国は昭和初期まで、国家ぐるみで殺人をやっていましたが(戦争があったが)、医者が「人道」を知らないと、日本国から人が減り続け、国力が下がるのがイヤである(税収が減るのがイヤである)国とすれば、お医者さんに「高い倫理観」を持っておいてほしいのかもしれません。もちろん、こういう理由以外にも、「人として」という理由もあると思いますが、とにかく倫理観が高いのが医者だ。ゆえに、「人の道を外れた人生にはならないだろう」ということは言えるのではないかと思います。
お医者さん、本当に倫理観は高いですよ。文句を言いながらも、深夜の宿直をやっているのは、なにもお給料のためだけではないのです。
(2)風俗に狂うの?
とは言うものの、たとえば地方の医学部出身で、インターンが終わるまで、マジメにマジメに、勉強一筋でやってきたお医者さんは、インターンが終わり、病院に就職したとたんに、遊び始めます。これまで、同級生が高校時代にエッチしているのを横目に、お勉強ばかりやってきたわけですから、とにかく遊びまくります。やっと医者になって、じぶんに自信を持ちだす頃でもありますしね。
そういう人は、出会い系サイトにはまっていることもあるし、風俗街に通いつめることもあります。人によりますが、倫理観(理性)と、下半身(欲望)のバランスについては、偏差値が高いお医者さんであっても「持て余している」わけです。
(以上引用終わり)
これは・・。
すぐココにいる緩和医療医に聞き直してみました。
まず(2)から反論しますと、私も地方医学部出身で、都会(?)の研修病院に就職しましたが、遊ぶ余裕などこれっぽっちもありませんでした。私が遊びベタだったのかもしれませんが、周囲の若手医師もそれこそ朝から晩まで病院、病院、病院、・・たまに家、すぐ鳴る携帯、病院に戻る、病院・・以下略、というループ(マス目がだいたい「病院に戻る」となっているすごろく)を要領の良し悪しこそあれ私と同様に繰り返しておりました。
だいたい医者になって最初は何もできません。薬の名前はわかりませんし、技術もありません。だから自信なんてとても持てなかったですね。
たまの休みは、とにかく休みたいと寝て、気がつけば夕方、そしてまた翌朝出勤。
出会い系サイトも風俗街も、異国の話のようでした。
次(1)。
これも「人による」のではないでしょうか?
例の降圧薬の話は、とても倫理観がしっかりしているとは言えないと思います。
また最近の一連の話とも関連しますが、患者さんの希望を容れることなく、時に頑固に自らの倫理観を貫かんとするさまは、倫理観というよりは「俺基準善」(ドクゼンと読む)のように見えてしまうかもしれません。
ただ(自院の)当直を医師がしているのは、無論お金のためではありません。
「やらなくてはいけないから」ですし、「そこに患者さんがいるから」です。そこに患者さんがいるから、は時に崇高な意味合いで心のなかで昇華することがありますが、概して言葉通りの「そこに患者さんがいるから」で、物理的な話でもありますし、広義の責任感からという話でもあります。
「国家ぐるみで殺人」など突っ込んでほしい記事なのかもしれませんが、『医者が「人道」を知らないと、日本国から人が減り続け、国力が下がるのがイヤである』なんてどんだけ陰謀論なの!? と思います。確かに製薬会社の論文にまつわる先述の事件がありましたが、多くの医者がお金儲けで抗がん剤を出しているなどという陰謀論は荒唐無稽です。・・が、それでも一定の支持を得るところに陰謀論の心を捉える力の強さを感じたりもしたこの数ヶ月でしたし、この記事もすごい大掛かりなシステムを仮定していますね。
いずれにせよ、事実ではありません。
それでは、医者と結婚したら幸せになれるか?
なれますよ。
ただ「気持ちの持ちよう」は大事だと思います。良いところを長く見つけられる心があるかどうか、ではないでしょうか。あるいは思っていることと違う部分があっても、それを楽しめる心があるかどうかではないでしょうか。
少しでも参考になれば幸いです。
それでは皆さん、また。
失礼します。