皆さん、こんにちは。大津です。


いよいよ、2011年もあと少しに迫って参りました。

2011年。
皆さんにとって、どのような1年でありましたか?


僕にとっては、いつも通りのあっという間の1年でした。

今年も、おかげさまで、全国から呼んでもらって、
たくさんの地域にお邪魔させて頂きました。

また勤務している病院で、昨年に引き続き、やれることを
やって来た1年でした。

たくさんの出会いがありました。
そしてたくさんの別れもまた・・、例年通りに、ありました。

この1年、直接にお会いした皆さん、ブログを通してやり
取りさせて頂いた皆さん、お手紙をくださった皆さん、
そのほかの皆さん、・・皆さんとの出会いと、そして
かけがえのない時間をともに過ごせたことに深甚の感謝を
お伝えしたいと思います。

皆さん、本当にありがとうございました。


そして3月の大震災。東京で僕は揺れに遭いました。
僕の実家も被災しました。祖母ともしばらく音信不通でした。

揺れやまぬ地震、福島の原子炉建屋の爆発・・。
電車は止まり、一時は日本はどうなるのかという暗い雲も
立ち込めたように思えました。

それから9ヶ月が過ぎました。
まだまだ復興はこれからです。

30数万人の方が、家とは違う所で年の終わりを迎えている
と本日も報じられておりました。

被災された皆さんに心からお見舞い申し上げますとともに、
来年は必ず今年より良くなると信じ、ともに歩んでいけたら、
そう願っております。

僕も緩和医療学会の被災者支援委員会にも所属させて頂き、
緩和の担い手ができることとは何か、それを模索した半年
でもありました。

そのおかげさまで、現在岩手県大槌町へ継続的に僕たちの
チームが支援活動を続けております。
僕も来年1月6日から、新年最初の支援に大槌へ赴きます。
また皆さんと良き時間が過ごせたら・・と願っております。


今年は「絆」が強調された1年でした。

世の中は常に偶然と不穏当で満ちあふれています。
一寸先には深い霧が行く手を阻んでいます。

しかし私たちはその行程の中に、それぞれの喜びを見つけ、
そしてまた愛する人々や仲間を見つけてともに歩んでいきます。
大切なつながりを再確認する年末年始であって頂けたら、幸いです。

現在も家路に向かって急いでいる皆さんも多いことでしょう。
今日は、そして明日は、明後日は、
ご家族皆さんで気がねなく、ゆっくりとお過ごしください。

今年の終わりが素晴らしきものであり、そしてまた来たるべく
明日がかけがえのなく素晴らしいものであることを、
心から祈っております。


最後になります。
本当に皆さん、今年もありがとうございました。
更新の不定期なブログでしたが、毎日数百人の閲覧してくださる
皆さんによって僕も大きく支えられました。

皆さん、よいお年を!

それではまた来年。

失礼いたします。