皆さん、こんにちは。大津です。


東日本大震災から半年が過ぎました。

あっという間だったという方がいらっしゃるでしょう。
そして筆舌に尽くしがたく長かった方もいるでしょう。

本当に皆さん、お疲れさまです。

まず、亡くなられた方に深く哀悼の意を表します。

安らかに、お眠りください。
皆さんのことはけして忘れません。
皆さんの分まで、私たちがより良い日本になるように
努力して参ります。

そして、現在も渦中にあって苦しまれている方々全てに
一刻も早き安寧が訪れることを心からお祈りしております。
皆さんが生きているだけで、有り難いのです。亡くなった
方もそう思っていることでしょう。言葉にできないほどの
お辛さであるとお察しいたしますが、どうか希望を捨てずに、
生きてください。お願いいたします。


また復興のため、我が身を惜しまず尽力されている救援の
方々へも深く感謝したいと思います。

スペインからも表彰されましたが、死の危険や恐怖と闘い
ながら福島の原発で間断なき努力をされている、あるいは
された東京電力やその下請け作業員、消防隊員、自衛隊員
の皆さんは私たちの誇りです。

授賞理由はこう語っています。
「自らの命を犠牲にしてでも津波による原発の惨禍を避けようと
闘った。彼らは人間としての卓越した価値を示してくれた」
「彼らのなしたことは、日本社会に根付く義務感、逆境での品位、
謙虚さ、寛容、勇気のたまものだ」
私もその通りだと思います。

4月に救援のために高速道路を北上する時に、お互いに手を
あげて健闘を祈った自衛隊や警察、消防、水道などの皆さん
には私たち医療隊も励まされました。連帯がそこにありました。

私たち緩和医療医もチームを形成し、岩手で活動させて頂く
動きとなってきております。微力ながら、「一隅を照らす」の
精神で、「誰にもできることはある」の気持ちで頑張っていけ
たらと存じます。


引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
皆さんもどうかお身体にお気をつけて、できるお手伝いをして
頂けたら有り難く思います。
それではまた。
失礼します。