皆さん、こんばんは。大津です。

今日は朗読劇『最後の一枚の絵』の最終日に
おじゃまさせて頂きました。そしてトークショーの
ほうも参加させて頂きました。脚本家の元生さんから
「ムーミン」というあだ名を頂きました(笑)

冗談はともかく、数日間、劇に足を運んで頂きました皆様、
本当にありがとうございました。

バタバタしておりまして、なかなか観に行くことができず、
今日初めて、拝見することになったのですが、
・・・いや、もう、感動しました。

脚本。素晴らしい。出てくる医者はスーパーマンでは
ありません。悩み、嘆き、考えます。涙もこぼれます。
けれど、そばにあろうとし、迷いながら支えようとし、
患者さんは最後の高みに到達します。その手助けをする
人間味のある緩和医療医を市川右近さんと紫吹淳さんが
完璧に演じてらっしゃいました。

緩和医療医と患者さんのやりとりは、まさに本物の
やりとりで(実際を見たことがないと市川さんも紫吹さんも
おっしゃっていたのですが、ほぼそのままでした。
役者さんって本当にすごいなあ・・・とびっくりでした)
「ああ、そうそう、僕も昔こういうやりとりがあったなあ」とか
「ああ、ここで悩むんだよなあ。言葉にならない、よなあ」とか
頷きながら、心が震えながら、見させて頂きました。
自らの力に自信が揺らぎつつも、それでもなお傍にあろうとする
医師の魂を感じました。まさに、緩和医療医でした。

JONTEさんの歌声も、伸びやかで、心に沁みる素晴らしいものでした。
けして軽くはない話の中で、一服の清涼剤のようでもあり、じんわりと
沁みてくる温かさを感じました。

トークショーも本当に温かい雰囲気で、和やかな中に
進行したこと、観客の皆さんに本当に感謝です。
『死ぬときに後悔すること25』『最後の一枚の絵』で
伝えたかったメッセージはきっと届いたと感じ、感無量でした。
本当に来てくださった皆さん、ありがとうございました。
皆さんのおかげで、皆さんが確かに受け取ってくださったからこそ、
素晴らしい舞台となりました。

再演の話もあるようです。終末期や死を通して、「生きる」ことや
命について考える良い機会が、これからも続いていけば原作者として
これ以上の喜びはありません。

いよいよ、今年も、着陸空港のライトが見えて参りました。
皆さんも美しいランディングとなることをお祈りしています。
そしてまた、来年に向けてテイクオフです。

それではまた明日から一週間頑張りましょう!
失礼します。