私事ですが、一昨日祖父が亡くなりました。
86歳でした。

年齢からいったら不足はなかったのですが、
いつもかくしゃくとしていましたから、
本人は不本意だったのではないでしょうか。

幸い、茨城県多賀総合病院の親切で優しい先生と
看護師さんをはじめとするスタッフの方々に支えられて
最期まで在宅で生活することが出来ました。
関係して、祖父と祖母を支えて下さった皆様、本当に
本当にありがとうございました。そしてその他家族、
僕を陰に陽に支えて下さった皆様、本当にありがとうございました。

自らも、かつて在宅ターミナル医療
に従事していた身として、「在宅医療」がいかに必要とされて
いるか、いかに重要かを身をもって知る機会となりました。
訪問診療を必要として
いる患者さんやご家族はたくさんいることでしょう。
まだまだ救いの手が及んでいないところに、もっともっと
在宅医療の力がいきわたらなくてはいけないと思います。

中には、孤軍奮闘されている訪問診療医の先生も多いでしょう。
ともに頑張っていきたいところです。

祖父の思い出をここに書くと尽きないので、
多くの筆を割くことは避けますが、
祖父は生前、拙著『死ぬときに後悔すること25』を読んで
「家族を大切にしなかったこと」
が入っていないじゃないか、とそう言いました。

「家族を大切にしなかったこと」

もちろん祖父は家族を大切にする人でした。

僕も、終末期医療に従事している者の特権で、
おかげさまで言うべきことを言うタイミングを
逃さないで、きちんとお別れを言えました。

「孫で幸せだったよ」と。

握り返してくれた手の温かさと強さを僕は
ずっと忘れないでしょう。

皆さんも、家族を大切にしてください。
遠方にいるご家族に、ちょっと連絡をして
みるのはどうでしょうか?
どこかでつながっているのが家族ですが、
言葉がなければ伝わるはずのものも伝わりません。

祖父の件で、人は多くの人に支えられて生きているんだなと
改めて実感しました。僕もたくさんの人に支えられています。
大いなる感謝とともに、皆さんがご家族と幸せな時間を
過ごされることを何より望む次第です。