皆さん、こんばんは!
大津秀一です。

梅雨もあけましたが、今日は微妙な天気でしたね。
蒸し暑い日々が続くと、知らずに体力を消耗することも
あると思います。皆さんもどうかお身体にはお気を付け下さい。

それにしても昨日!
何があったのか、突然PVが激増し、今日もペタを
たくさん頂いております。
なんと過去最大PVを記録しました。
最近知らないところで、いろいろ取り上げて下さって
いるようなので、何かきっかけがあったのでしょうか?
いずれにせよ、ここを覗いて下さってありがとうございます。

おかげさまで
『死ぬときに後悔すること25』
は6刷、4万部にまで到達しました。
生と死を考えるきっかけになれば、
これほど嬉しいことはありません。
山のようにある本の中で、拙著に
手を伸ばして下さった方、縁を
頂きまして、ありがとうございます。
迷いや悩みを断ち切るヒントとなれば
望外の幸せです。

ご承知の方も多いと思いますが、僕は30代で
まだまだ成長の途上にあります。
しかし、日常の臨床でたくさんの方々と出会い、
終末期や人の死に際の真実についてはもっと
語らなければいけない、でなければ理想と現実の
違いに苦しむ人々は減らないだろう、そう考えて
「死ぬときに後悔すること」を記録し、拙い経験
ではありますが、医者としての経験から考察も交えて
書いたのがこの本です。また、どんな人にでも
読んでもらえるように、軽く易しくを心がけました。

かつて、僕の師匠は常に言っていました。
「医者の先生は患者さんなのだ」と。
僕にたくさんの先生(患者さんやご家族)が
人生について様々なことを教えてくれたからこそ
今の自分があると思っています。もし人に
僕が語れることがあるとするなら、それは
ひとえに患者さんやご家族のおかげなのです。

最近面白い感想を伝聞しました。
読んできて、最後の頃に僕の年齢を見て「あれれ」と
思ったとのことです。
残念ながら、年齢をみて、少々がっかりされたようでした。
若者が語ることではない、と。

身長と同じく、実年齢は努力で変えることが出来ません。
若造に教えてもらうと思うと、少し腹が立つのかも知れません。
しかし、この本の若造は教えていません。
「このように患者さんやご家族が教えて下さいました」
そう伝えているのです。だから、この若造が! と
思わず、ちょっとだけ未熟なのは承知で耳を傾けて
頂けたら有り難いと思います。本作において、僕は
語り部に過ぎず、主役ではないのです。ゆえに
僕も己の死生観を文中で雄弁に語ることを避けています。

反論出来ない属性で評価されることは、やはり辛いものだな
そう最近思いました。若さの悔しさ、であります。
ただどんな立場においても、謙虚に、生涯小僧のこころで
生きたいものです。
世の中はあまりに広く、賢い人間もたくさんいて、
時折自分は何も知らないなと反省します。
様々な本を読むたびに、視野はどんどん広げていかなければ
と思いますし、視野が広がらなければ一面的な見方しか
出来ずに一生を終えることになってしまうと感じます。
レッテルや決めつけから自由な身となりたいものです。

さて3連休ですね!
皆さんもよき休日を。