GWの帰省ラッシュが大変なようです。
運転者の皆さん、お疲れ様です。
さて、新型インフルエンザの話題も毎日のように
取り上げられています。
僕は感染症の専門家ではないので、ここで
あれこれと断定的なことを論じるのは困難ですが、
医者の先輩が教えて下さった下記のサイトが参考になると
思います。↓↓
http://www.kimuramoriyo.com/
僕は専門家ではないものの、感染症は好きな分野ではあり
（終末期は感染症との闘いは不可避ですし）、
感染症学会にも（一応）入っており、かつては
研修医の先生に抗生剤の選択等を教えたこともあります。
そのようなプチ専門家の視点からしても、
なかなかこのような感染症を冷静に見つめるというのは
一般人だけでなく医者にとっても大変なことだよなあと
痛感するのです。
あるお医者さんは、ワクチンの接種を受けているにも関わらず、
Ａ型インフルエンザの患者さんの診察をしたと言って
タミフルを服用したそうです。もちろん簡易検査の結果は
陰性ですが、「予防投与」なのだそうです。
一般の方はひょっとすると理解が難しいかもしれませんが、
他に病気もない健康な成人（感染徴候なし）が
このような予防的服用はしてはいけません。
このような誤った服用が、耐性ウイルスを増やしたのだとも
言えるでしょう。事実、重大な副作用が報告されるまでは、
週刊誌等で読んで、タミフルが素晴らしい薬だと思った
患者さん方が、簡易検査が陰性なのにも関わらず、
「私はインフルエンザだから！」とタミフルを強く
所望する等ということも以前はしばしばありました。
さて、上に挙げたサイトにも書いてありますが、
「検疫」「タミフル」「ワクチン」の３種の神器は
完全ではありません。
いつから人類は、己の体にもウイルスを倒す免疫機構が
備わっていることを軽視するようになってしまったのでしょうか。
（新型も含めて）インフルエンザの感染力は侮れませんが、
飛沫物を僅かでも吸い込んだからといって
百％発病するものではありません。
インフルエンザの患者さんと接したからといって
タミフルを求める等愚の骨頂です。
さらに言えば、体力が低下していない
若者や青壮年は、通常のインフルエンザで
亡くなったりすることはまずありません。
タミフルを使えば、治るまでの日数が少しだけ減り、
症状緩和はされますが、「治る」という結果は
変わりないのです。それなのに、おそらく
そのことを理解されていない多くの方が
（副作用事件があるまでは）熱狂的に
タミフルの投与を望みました。そしてその濫用が
耐性ウイルスの出現を招いています。
タミフルが効かなくなれば、インフルエンザで
重症化する、あるいは亡くなる可能性がある患者さん、
つまりタミフルが効かなければ生命の危険が生じるかも知れない
一群の患者さん、例えば免疫低下患者や超高齢者にとって
デメリットになります。タミフルを飲まなくても自然に
治る人がこぞって服用したために、本当にその助けが
必要な方々が危険にさらされてしまうとは悲しいことです。
タミフルを求めることよりも、
どんな時でも、まずは「手洗い」「うがい」をし、
付着したウイルスを洗い流し、また万が一侵入しても
ウイルスに負けないように（発病しないように、
あるいは重症化しないように）、「普段から体調を
整えること」のほうがはるかに重要です。
しかし不思議と、新型インフルエンザの「脅威」ばかり
強調され、これら基本的な予防法や対策法があまり
論じられません。検疫がインフルエンザから国民を
守る大いなる傘とはならない気がしますが、
仰々しいその実情を連日のようにテレビが報じます。
今の所は、冷静に考えている人が多いようなのが救いです。
このような時に怖いのは、集団がパニックを起こして、
本来起こらなくては良い災厄が起きることです。
実際、エジプトでは豚約３０万頭を処分することを
政府が決定したため、養豚業者と衝突するという事件に
発展しています（その努力と経済的打撃に比して、
感染予防効果は大きくない・・いや、・・でしょう）。
大臣は救急車の受け入れ拒否の時も
ちと騒ぎが大きかった気がしますが、
残念ながら専門家ではないので、周囲はきちんと
新型インフルエンザの真実を教えるべきでしょう。
ネットを見ていると、夜中に対応しない横浜市が悪い等と
むしろ逆サイドが責められているようなので驚きました。
上記のサイトの木村先生も語っていますが、
不眠不休で働いてストレスフルな方が、よほど
新型インフルエンザの思うつぼです。
ゆえに真夜中に緊急記者会見をする方が、新型インフルエンザを
利しているかもしれません（大臣に付随するたくさんの人も
不眠を強いられたでしょうから）。
自分で複数の情報を集めて吟味する人が多ければ、
集団ヒステリーは起こりえないでしょう。
考えることを放棄する人が増えれば、集団は
マスコミ等に牽引されて危険な方向へ突き進むことも
あります。このまま大勢が冷静に新型インフルエンザの
行く末を見つめてくれればと思います。
GWも残り少しですね。
明日はご家族の皆さんとゆっくり過ごすことを
お勧めします。疲れを取り、精神状態をよく保つことが
万病を予防する一つの秘訣だと思います。
皆さん、お大事に！！
運転者の皆さん、お疲れ様です。
さて、新型インフルエンザの話題も毎日のように
取り上げられています。
僕は感染症の専門家ではないので、ここで
あれこれと断定的なことを論じるのは困難ですが、
医者の先輩が教えて下さった下記のサイトが参考になると
思います。↓↓
http://www.kimuramoriyo.com/
僕は専門家ではないものの、感染症は好きな分野ではあり
（終末期は感染症との闘いは不可避ですし）、
感染症学会にも（一応）入っており、かつては
研修医の先生に抗生剤の選択等を教えたこともあります。
そのようなプチ専門家の視点からしても、
なかなかこのような感染症を冷静に見つめるというのは
一般人だけでなく医者にとっても大変なことだよなあと
痛感するのです。
あるお医者さんは、ワクチンの接種を受けているにも関わらず、
Ａ型インフルエンザの患者さんの診察をしたと言って
タミフルを服用したそうです。もちろん簡易検査の結果は
陰性ですが、「予防投与」なのだそうです。
一般の方はひょっとすると理解が難しいかもしれませんが、
他に病気もない健康な成人（感染徴候なし）が
このような予防的服用はしてはいけません。
このような誤った服用が、耐性ウイルスを増やしたのだとも
言えるでしょう。事実、重大な副作用が報告されるまでは、
週刊誌等で読んで、タミフルが素晴らしい薬だと思った
患者さん方が、簡易検査が陰性なのにも関わらず、
「私はインフルエンザだから！」とタミフルを強く
所望する等ということも以前はしばしばありました。
さて、上に挙げたサイトにも書いてありますが、
「検疫」「タミフル」「ワクチン」の３種の神器は
完全ではありません。
いつから人類は、己の体にもウイルスを倒す免疫機構が
備わっていることを軽視するようになってしまったのでしょうか。
（新型も含めて）インフルエンザの感染力は侮れませんが、
飛沫物を僅かでも吸い込んだからといって
百％発病するものではありません。
インフルエンザの患者さんと接したからといって
タミフルを求める等愚の骨頂です。
さらに言えば、体力が低下していない
若者や青壮年は、通常のインフルエンザで
亡くなったりすることはまずありません。
タミフルを使えば、治るまでの日数が少しだけ減り、
症状緩和はされますが、「治る」という結果は
変わりないのです。それなのに、おそらく
そのことを理解されていない多くの方が
（副作用事件があるまでは）熱狂的に
タミフルの投与を望みました。そしてその濫用が
耐性ウイルスの出現を招いています。
タミフルが効かなくなれば、インフルエンザで
重症化する、あるいは亡くなる可能性がある患者さん、
つまりタミフルが効かなければ生命の危険が生じるかも知れない
一群の患者さん、例えば免疫低下患者や超高齢者にとって
デメリットになります。タミフルを飲まなくても自然に
治る人がこぞって服用したために、本当にその助けが
必要な方々が危険にさらされてしまうとは悲しいことです。
タミフルを求めることよりも、
どんな時でも、まずは「手洗い」「うがい」をし、
付着したウイルスを洗い流し、また万が一侵入しても
ウイルスに負けないように（発病しないように、
あるいは重症化しないように）、「普段から体調を
整えること」のほうがはるかに重要です。
しかし不思議と、新型インフルエンザの「脅威」ばかり
強調され、これら基本的な予防法や対策法があまり
論じられません。検疫がインフルエンザから国民を
守る大いなる傘とはならない気がしますが、
仰々しいその実情を連日のようにテレビが報じます。
今の所は、冷静に考えている人が多いようなのが救いです。
このような時に怖いのは、集団がパニックを起こして、
本来起こらなくては良い災厄が起きることです。
実際、エジプトでは豚約３０万頭を処分することを
政府が決定したため、養豚業者と衝突するという事件に
発展しています（その努力と経済的打撃に比して、
感染予防効果は大きくない・・いや、・・でしょう）。
大臣は救急車の受け入れ拒否の時も
ちと騒ぎが大きかった気がしますが、
残念ながら専門家ではないので、周囲はきちんと
新型インフルエンザの真実を教えるべきでしょう。
ネットを見ていると、夜中に対応しない横浜市が悪い等と
むしろ逆サイドが責められているようなので驚きました。
上記のサイトの木村先生も語っていますが、
不眠不休で働いてストレスフルな方が、よほど
新型インフルエンザの思うつぼです。
ゆえに真夜中に緊急記者会見をする方が、新型インフルエンザを
利しているかもしれません（大臣に付随するたくさんの人も
不眠を強いられたでしょうから）。
自分で複数の情報を集めて吟味する人が多ければ、
集団ヒステリーは起こりえないでしょう。
考えることを放棄する人が増えれば、集団は
マスコミ等に牽引されて危険な方向へ突き進むことも
あります。このまま大勢が冷静に新型インフルエンザの
行く末を見つめてくれればと思います。
GWも残り少しですね。
明日はご家族の皆さんとゆっくり過ごすことを
お勧めします。疲れを取り、精神状態をよく保つことが
万病を予防する一つの秘訣だと思います。
皆さん、お大事に！！