東日本大震災から14年となりました。
震災で、あるいはその後の大変な状況の中で、お亡くなりになった方々に深く哀悼の意を表します。
東京都の支援団に加わり、救急車に乗り、被災地の医療団として活動したのは2011年の4月、まだほとんど沿岸部はそのままの状態でした。
開設された臨時診療所で働き、避難所であったご高齢の方のホームで、床などに寝泊まりされている避難者の方々に巡回しながら声をかけ、また被害の実態調査も行って記録しました。
あの時見た陸前高田の光景はいまも忘れられません。
その後1年以上、大槌町にボランティアとして通いました。
多くの出会いがあり、そして別れもありました。大きな災害は人の健康を脅かします。生活を壊し、命を削ります。
今生は一期一会である、それを感じますし、壊れるのは一瞬、けれども作り上げてゆくのには長い年月がかかることもまた改めて感じています。
誰にとっても行く先に幸いがあること
それを願ってやみません。