2025年12月20日(土)に行われたWEリーグ第14節@浦和駒場スタジアム。

DAZN(有料)
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まず、両チームの第13節までのSTATSを表にまとめます。1試合当たりの平均値で示します。



浦和は2025/2026リーグ戦で9勝2分け2敗、31得点6失点で2位。
首位I神戸に第13節の直接対決で負けて、勝ち点5差に後退した。
STATSを見ると、守備で良い数字が並んでいる。
カップ戦は1勝1PK勝とまずまずだが、皇后杯では4回戦で伊賀FCに金星を献上している。

システムは昨期春堀監督就任以来の4-1-4-1。
選手状況としては余裕が少ない。夏に多くの主力が抜けたし、開幕後に14角田選手も移籍した。また、怪我から復帰したベテラン3人の内、9菅澤選手はこのところコンスタントに出場しているが、10安藤選手16水谷選手は順調ではない。
獲得した移籍選手や若手選手が機能して、WEリーグを連覇した時ほどではないものの、首位を争う力を維持している。

この試合も4-1-4-1。
アンカー:5伊藤選手、2列目は、26丹野選手8榊原選手6加藤選手21ローリー選手の並び。
9菅澤選手18柴田選手20高塚選手らはベンチスタート。
34平川選手の登録が無いのは、U-18選手権が近いからだろうか?


新潟Lは2025/2026リーグ戦で6勝1分け6敗、12得点15失点で5位。

STATSが多少悪くとも、しぶとく勝ち点を挙げているのは、例年の通り。
ただし、昨シーズンほど接戦を拾えていないし、上位チームから勝ち点を取れていない。
カップ戦は1敗1PK負け、皇后杯はI神戸に準々決勝で負け。

悲願の初優勝は今期も難しくなっている。

システムは4-2-3-1が主だったが、このところ3バックもやっている。
選手状況は元々豊かでは無い。特にバックス陣は専門家が少ない上に、リーダーの20山谷選手が離脱している。

また、ベテランが多いので、若手の台頭が欲しいのだが、なかなかポジションを奪うところまでは行かない。

この試合のシステムは、3-4-2-1。
3バックは3ブラフ選手・4横山選手・6有吉選手の並び。
9川澄選手・32白沢選手らはベンチスタート。
23山本選手の姿が無い。



 

前半、早々に浦和が先制し、その後もやや有利に進めてHT。
後半、浦和が早くに追加点を上げ合計3点。新潟Lの反撃を1点にとどめて勝利している。

ボール支配率: 浦和 59%-41% 新潟L (Footystats.org)

シュート状況は下図の通り。



 

浦和は快勝。強い内容だった。
いずれも、パスを繋いで、攻め込んだら相手の守備が整わない間に得点している。
強いて言えば、相手3バックを捕まえられなくて、前プレスがいつもより効いていなかった事くらいだと思う。
ただ、気になるのは、頑なに18柴田選手をアンカーとして使わないこと。出場機会が減っているのは、どこか故障を抱えて居るためかも知れないが、起用ポジションに関しては疑問が有る。

I神戸が@C大阪と引き分けて、勝ち点差が3になった。I神戸が今の怪我人だらけの状態が続くようならば、浦和が追い付くのは時間の問題だと思う。



新潟Lは、このチームらしくない、前後半の早い時間帯の失点などで完敗。
51分の17滝川選手のクロスからの7園田選手のシュートが決まっていれば・・・とは思うが、全体的に勝てる要素が少なかった試合だった。


ただ、公式STATSでは、シュート数が浦和17:新潟L5と大差だが、上図のように脚を振ったり、頭で合わせた本数で言うと、そこまでの差では無い。

明確にシュートしていて、近距離でブロックされていないものが、少なくとも3本有る。

どうも最近の浦和の公式記録員には疑問を感じるところが多い。



では、いつものようにコーナーキックを見ていく。



(1)両チームのディフェンスシステムと攻撃体制。
 

浦和は、1-4-1(+1)のゾーンディエンス。マンマークを3人付けている。
左コーナーキックでは、28櫻井選手がニアへ出て、15島田選手がニアポスト脇に移動し、1-1-3-1(+1)のようになっている。

新潟Lは、マンツーマンディフェンス中心で3人のゾーン固定配置。


下表に、スタメンを身長順に並べる。



 

互角の範囲のマッチアップ関係。



(2)統計 

例によって、私が採っているSTATSを紹介します。



 

2nd回収A:守備ラインが上がり切る前に2次攻撃(シュート・クロスなど)
2nd回収B:守備ラインが上がりきってから2次攻撃(同上)
2ndロスト:守備側がボールを拾って確保
2nd逆襲:守備側がボールを拾って逆襲
トータルシュート数:{プレーの中断、守備側の確保、攻撃側バックス陣帰陣}までに打ったシュート数。



(3)コーナーキックの内容と特記すべきプレー


A.浦和のコーナーキック

a)体制

キッカーは5伊藤選手(右利き)。

受け手の体制は、以下のようにして始まっている。

・ニアへ: 15島田選手4後藤選手
・正面からファーへ: 7高橋は選手13長嶋選手6加藤選手
・GK脇: 26丹野選手
・ショートコーナー: 21ローリー選手
・コボレ狙い: 8榊原選手
・セーフティー: 28櫻井選手



b)結果概要

ポインタはDAZN の時間。ただし、CMが挿入されるなどして約15秒単位でずれることがあります。

1本目 (23:39 ポインタ32:6) 右CK ショートコーナー 5伊藤選手28櫻井選手5伊藤選手21ローリー選手4後藤選手シュート。僅かに右へ外れGキック。
2本目 (55:45 ポインタ1:19:8) 右CK 5伊藤選手→10上尾野辺選手ヘディング→11新堀選手クリア。スローイン。
3本目 (73:12 ポインタ1:36:35) 右CK 5伊藤選手→5川村選手ヘディング・7高橋は選手ブロック
8榊原選手シュート・11新堀選手ブロック→5川村選手クリア
18柴田選手回収→5伊藤選手クロス→5川村選手クリア
18柴田選手シュート。浮いてGキック。



c)全般的な印象と特記すべきプレー

浦和は1本目 (23:39 ポインタ32:6)、ショートコーナーからの仕込みを見せている。
21ローリー選手がポケットを取って、4後藤選手が合わせたが、惜しくも外れたプレー。



動画:キック5秒前から始まります。
https://www.youtube.com/watch?v=UN6zLLQ1xMQfeature=youtu.be&t=45

① セーフティー28櫻井選手がニアへ回って、3対2を作る。


② 5伊藤選手28櫻井選手5伊藤選手と回す。
⇒10上尾野辺選手・19城和選手が引き出される。
 

③ 4後藤選手がゴール正面からファーサイドへ開く。
 

④ 5伊藤選手のパスで21ローリー選手が、ポケットを取る。
⇒5川村選手が引き出される。
 

⑤ 15島田選手7高橋は選手13長嶋選手26丹野選手がゴール前に詰める。
PKスポット付近が空く。
 

⑥ 21ローリー選手のマイナスクロスに、走り込んだ4後藤選手が合わせてシュート。
惜しくも右に外れる。

浦和が1本目(今回は21ローリー選手の利き足から言って、1本目の右コーナー)に、仕込みを見せるのは、よく有る。
この試合のモノは、オプション要素が有って、結構複雑だった。おそらく描いていたストーリーの最も長いバージョンだったと推測する。
 

① まず、10上尾野辺選手がコーナーから遠く離れてSETしたことが発動条件。
 

② 10上尾野辺選手や19城和選手が出てこなければ、ゴールに近付いてからクロスを上げていたのだと思う。



B.新潟Lのコーナーキック

a)体制

キッカーは13杉田選手・14下吉選手(右利き)。

受け手の体制は、以下のようにして始まっている。

・ニアへ: 3ブラフ選手
・正面からファーへ: 5川村選手・4横山選手
・GK脇: 17滝川選手・7園田選手・19城和選手
・ショートコーナー: 11新堀選手
・コボレ狙い: 10上尾野辺選手
・セーフティー: 6有吉選手



b)結果概要

ポインタはDAZN の時間。ただし、CMが挿入されるなどして約15秒単位でずれることがあります。

1本目 (4:35 ポインタ13:2) 右CK 13杉田選手→19城和選手ヘディングシュート→15島田選手4後藤選手→3ブラフ選手シュート・13長嶋選手ブロック→6加藤選手クリア→6有吉選手→15島田選手カット→6加藤選手逆襲→(26丹野選手)11新堀選手カット→GK久野選手。再組み立て。
2本目 (33:10 ポインタ41:37) 左CK 13杉田選手→19城和選手ヘディングシュート→4後藤選手8榊原選手→19城和選手シュート・15島田選手ブロック→6加藤選手クリア。スローイン。
3本目 (94:13 ポインタ1:57:36) 左CK 14下吉選手→GK池田選手キャッチ。試合終了。



c)全般的な印象と特記すべきプレー

1本目 (4:35 ポインタ13:2)・ 2本目 (33:10 ポインタ41:37)で、19城和選手がGK池田選手の脇からニアへ出て、ヘディングでフリックシュートしている(公式記録上はシュートではない)。
13杉田選手のキックの精度が素晴らし過ぎて、高さコース共にピッタリだ。
とは言え、21ローリー選手のマークが甘過ぎるのも、大きな要素で、競ることも出来ていない。
ピックプレーで剥がされたのではなく、単純にダッシュで置いて行かれている。
ちょっと狙われていそうな気がする。



以上です。



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ブログ内関連記事

 

目次 1.概要(アメブロ版)

 

2-2 局面的な技術:パターン① ラッシュ&ピックA 2015/11/28

2-3 局面的な技術:パターン① ラッシュ&ピックB 2015/11/29

 



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関連記事など、外部リンク

DAZN(有料)
浦和 vs 新潟L : 第14節 SOMPO WEリーグ
https://www.dazn.com/ja-JP/fixture/ContentId:8fjrkthwit4h391agd50r1q8k/8fjrkthwit4h391agd50r1q8k/da185a8g6x1koeskubp4sun47

WEリーグ_Youtube
【公式】ハイライト:三菱重工浦和レッズレディース vs アルビレックス新潟レディース【2025/26 SOMPO WEリーグ 第14節 2025.12.20】
https://youtu.be/UN6zLLQ1xMQ

Footystats.org
2025年12月20日 - 14時00分 (Asia/Tokyo) 浦和レッドダイヤモンズ・レディース対アルビレックス新潟レディース
https://footystats.org/jp/japan/albirex-niigata-ladies-vs-urawa-red-diamonds-ladies-h2h-stats#8180226

浦和_HP
2025/26 SOMPO WEリーグ 第14節【MATCH PARTNER 三菱重工】 vs アルビレックス新潟レディース試合後監督コメント
https://www.urawa-reds.co.jp/redsladies/informations/202526-sompo-we%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0-%E7%AC%AC14%E7%AF%80ma.html
2025/26 SOMPO WEリーグ 第14節【MATCH PARTNER 三菱重工】 vsアルビレックス新潟レディース 試合後選手コメント
https://www.urawa-reds.co.jp/redsladies/informations/202526-sompo-we%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0-%E7%AC%AC14%E7%AF%80%E9%81%B8%E6%89%8B.html

新潟L_HP
12.20 SAT 14:00  KICK OFF SOMPO WEリーグ  第14節 AWAY 浦和駒場スタジアム 三菱重工浦和レッズレディース 3 - 1 アルビレックス新潟レディース
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