女子サッカーについて、ファンである私が、最も気に食わないのが、怪我の多さです。

そこで、WEリーグ各チームのHPから、原則2021年1月以降約3年半分の怪我の情報を集めてみました。


下表にまとめましたが、やはり、チーム平均で、3.8件/年と言う多さ。

慢性的な腰や膝の痛みで、HPに公開されていないが長期離脱する選手も多く、大きな課題である。

 

 

 

 

 

 

1.調査方法

 

各チームのHP情報を原則2021年1月~。

ただし、千葉Lは2022年1月、C大阪は2023年4月以降しか、HP情報が無い。

 

 

2.データーと、所感など

 

A.怪我の大きさ

 

発表されていた情報のほとんどが手術を伴うモノ。

例外もあるが、頭(脳震盪)6件などで、極少数。

とは言っても脳震盪をHPに載せたのは新潟LとI神戸だけで、他は掲載しない方針だと思います。

 

B.怪我の位置

 

やはり「アシ」が多い。

左右の差はあまりなかった。右65/左56件。

文献などによると、利きアシの方が多いとの報告もあるが、強い相関ではなさそう。

 

 

C.長期離脱を伴う膝の怪我

 

前十字靱帯損傷・断裂、半月板損傷などは、医師の診断で8ヶ月以上がほとんどで、

その多くが、リハビリ・筋力強化を経て、アスリートとして十分戦えるようになるまでだと、1年近く掛かっている。

①8ヶ月以上の診断で、WEリーグ公式試合に出場登録するまでの平均期間:322日。

・対象31件。(未復帰・診断期間発表無し・退団などを除いた数)

・ただし、試合が無いと登録できないし、戦力評価が低いと登録されない。

・長期休養明けの選手は交代出場で様子見をするのが大多数で、先発して全力でプレーできるのは、まだその先。

②8ヶ月以上の診断での最短復帰例:221、222、223、229日・・・。短くても7ヶ月以上。

③6人が復帰せぬままに再発(逆脚1人を含む)。

 

 

D.怪我のまま移籍・引退

 

引退8人。移籍3人。

 

 

E.試合中/練習中

 

公式戦・トレーニングマッチで57人。練習中に69人。

練習中の怪我は多いものの、日数や時間を勘案すると、配慮されて、ある程度は抑制出来ているようである。

各チームの練習場のピッチ(天然芝/人工芝)を調べて対応を取りたかったが、私の調査能力では足りず・・・。

 

 

F.試合会場別負傷者数

 

母数が少ないので、深読みしても、あまり意味が無いのでしょう。

でも、ヨドコウ桜スタジアムは1年でこの数字は多いですね。

 

 

 

以上です。

 

 

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