4月21日(日)に行われたWEリーグ第16節@ヨドコウ桜スタジアム。

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この対戦は第10節:3月16日に行われていて、東京NB1-1C大阪だった。


C大阪は4勝2分け9敗で10位、12得点:10位(21失点:9位)。
STATSを見ても、シュート数115本:8位(被172本:11位)、コーナーキック数58本:8位(被71本:8位)と苦しんでいる。
前節:千葉L戦で、年末の第7節:新潟L以来の勝利を上げたので、ここから上昇したいところ。

システムは4-4-2。
左SHに26北原選手が入っているが、他はこのところのいつものメンバー。
14高和選手らはベンチスタート。
なお、これで4筒井選手が8試合、11矢形選手が5試合、怪我の情報発信が無いままに、連続で登録が無い。



東京NBは8勝5分け2敗で4位、27得点:2位(11失点:3位)。
STATS的には、シュート数216本:2位(被122本:3位)、コーナーキック数85本:2位(被31本:1位)と、どの数字も順位より良いのだが、押している割に大事な1点が取れない試合が多い。
首位浦和にじりじりと離され、勝ち点差は12。目指す優勝は遠のいてしまっている。

システムは、3-4-1-2。
TOP:11藤野選手32鈴木選手、TOP下:29松永選手の組み合わせ。
左CBに5松田選手が入って、25池上選手はベンチスタート。
6宮川選手の離脱が発表されている。


 

前半、まずC大阪が攻め込むが、一旦膠着。その後は東京NBがシュートを連発するも無得点のままHT。
後半も、膠着していたが、東京NBが攻勢を強め先制するが、C大阪がすぐに追い付いて引き分けている。

ボール支配率: C大阪 30%-70% 東京NB (Footystats.org)

シュート状況は下図の通り。



 

小学校年代の大会開催セレモニーが試合前に行われたそうで、そのまま子供たちらが残って、観客は6,651人。いつもと違った歓声が上がっていた。


C大阪はよく粘って引き分けました。
押し込まれ続けたが、結局両CBの裏は取られなかった。
また、28脇坂選手はチームを攻守で引っ張った上に、同点弾。良い働きだった。

でも、試合運びの方はいただけない。
前後半ともに最初は前プレスが効いてチャンスも作れるが、10分もしないうちに慣れられて、ボール奪取位置が下がっていく。やがてはプレスが甘くなって自陣に押し込められる。
チームとして試合途中でペースを上げたり下げたり出来ずに、常に全力のようで、当然オーバーペース。途中で修正をどう掛けていくかは、このチームの最大の課題なんでしょう。



東京NBは悔しい引き分け。また、新潟Lとの勝ち点差が5に開いて、優勝どころか3位が危うくなってきた。
こちらもこちらで、圧倒しながらも得点が入らず、フラストレーションが溜まる試合展開。
C大阪にゴール前を厚く守られて、それを破れない。

バーを叩いた89分の19山本選手のようなミドルシュートが、もっと早い時間から出ていたら、C大阪の守備が拡がって、攻め易くなっていたのだろう。
解説の大竹さんがおっしゃるとおりで、細かなパスに拘り過ぎたと思う。




では、いつものようにコーナーキックを見ていく。



(1)両チームのディフェンスシステムと攻撃体制。

C大阪は、1-1-4-1(+1)のゾーンディフェンス。3村松選手26北原選手32鈴木選手18宮本選手をマンマークで付けている。

東京NBは、マンツーマンディフェンス中心で2人のゾーン固定配置。



下表に、スタメンを身長順に並べる。



 

互角の範囲のマッチアップ関係。


(2)統計 

例によって、私が採っているSTATSを紹介します。



 

2nd回収A:守備ラインが上がり切る前に2次攻撃(シュート・クロスなど)
2nd回収B:守備ラインが上がりきってから2次攻撃(同上)
2ndロスト:守備側がボールを拾って確保
2nd逆襲:守備側がボールを拾って逆襲
トータルシュート数:{プレーの中断、守備側の確保、攻撃側バックス陣帰陣}までに打ったシュート数。



(3)コーナーキックの内容と特記すべきプレー


A.C大阪のコーナーキック

a)体制

キッカーは26北原選手(左利き)28脇坂選手(右利き)。

受け手の体制は、以下のようにして始まっている。

・ニアへ: 17中谷選手22白垣選手
・正面からファーへ: 3米田選手8田中選手7荻久保選手
・GK脇: 13百濃選手
・ショートコーナー: 28脇坂選手
・コボレ狙い: -
・セーフティー: 23浅山選手18宮本選手

b)結果概要

ポインタはDAZN の時間。

1本目 (0:48 ポインタ9:26) 右CK 26北原選手32鈴木選手ヘディングクリア。スローイン。
2本目 (2:51 ポインタ11:29) 左CK ショートコーナー 28脇坂選手23浅山選手28脇坂選手クロス→32鈴木選手ヘディングクリア。再CK。
3本目 (3:30 ポインタ12:8) 右CK 28脇坂選手7荻久保選手ヘディングシュート・22白垣選手ヘディング→29松永選手クリア。スローイン。
4本目 (48:30 ポインタ1:11:36) 左CK 28脇坂選手→(3米田選手)バウンド
7荻久保選手回収→22白垣選手18宮本選手クロス→3村松選手ヘディング→29松永選手10木下選手クリア。スローイン。



c)全般的な印象と特記すべきプレー

この試合で特記すべきことはない。
強いて言えば、3本目 (3:30 ポインタ12:8)の7荻久保選手のヘディングが、22白垣選手に当たらなかったら、可能性が有ったように思う。13百濃選手29松永選手の内側を取っていたし、押し込むチャンスだったかも。





B.東京NBのコーナーキック

a)体制

キッカーは8菅野選手10木下選手(右利き)。

受け手の体制は、以下のようにして始まっている。

・ニアへ: 3村松選手
・正面からファーへ: 22坂部選手32鈴木選手
・ニアポスト前: 19山本選手
・ショートコーナー: 10木下選手
・コボレ狙い: 11藤野選手7北村選手29松永選手
・セーフティー: 5松田選手

b)結果概要

ポインタはDAZN の時間。

1本目 (32:6 ポインタ40:44) 右CK 8菅野選手23浅山選手ヘディングクリア
11藤野選手回収・クロス→(3村松選手)。抜けてGキック。
2本目 (71:27 ポインタ1:34:33) 左CK 10木下選手→(越えて)
11藤野選手回収・ドリブル・クロス→3米田選手クリア。スローイン。
3本目 (87:25 ポインタ1:50:31) 右CK 8菅野選手3米田選手ヘディングクリア
7北村選手回収→11藤野選手クロス→8田中選手クリア。再CK。
4本目 (88:0 ポインタ1:51:6) 右CK 8菅野選手22白垣選手ヘディングクリア
10木下選手回収・ドリブル・13百濃選手カット・ドリブル逆襲・10木下選手カット・3村松選手。再組み立て。
5本目 (89:18 ポインタ1:52:24) 右CK 8菅野選手7荻久保選手ヘディングクリア
7北村選手回収・シュート・17中谷選手ブロック→10木下選手14高和選手18宮本選手クリア
11藤野選手回収。再組み立て。



c)全般的な印象と特記すべきプレー

特にない。



以上です。



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C大阪 vs 東京NB : 第16節 WEリーグ | 4/21 日曜日
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【公式】ハイライト:セレッソ大阪ヤンマーレディース vs 日テレ・東京ベレーザ【2023-24 WEリーグ 第16節 2024.4.21】
https://www.youtube.com/watch?v=2MmRtblXj_Y

Footystats.org
2024年4月21日 - 12時30分 (Asia/Tokyo)セレッソ大阪堺レディース対日テレ・ベレーザ
https://footystats.org/jp/japan/ntv-beleza-vs-cerezo-osaka-sakai-ladies-h2h-stats#7342224

C大阪_HP
2023-24 WEリーグ第16節 2024.4.21 HOME セレッソ大阪ヤンマーレディース 1 1 日テレ・東京ヴェルディベレーザ
https://www.cerezo.jp/ladies/matches/result/2024042110/

東京NB_HP
2023-24 WEリーグ 第16節 - セレッソ大阪ヤンマーレディース vs 日テレ・東京ヴェルディベレーザ
https://www.verdy.co.jp/beleza/match/info/12024042110/report