第6節1つ目、8月22日の試合で、愛媛L@相模原ギオンスタジアム。
https://www.youtube.com/watch?v=0lFX8YB4RVc
ノジマは、前節I神戸に先制したが引き分け。押されながらも耐えきった。
シーズン当初ビルドアップが危なっかしかったが、CB4櫻本選手・27福住選手、ボランチ6松原選手・13北方選手で、落ち着いてきた。
しばらくこの形かと思ったが、一昨年までの4-1-4-1を組んできた。
攻撃がここまでうまく行っていないので、活性化を図ったのだろう。
愛媛Lもシーズン当初はビルドアップが危なっかしかったが、落ち着いてやれるようになっている。前節は浦和に善戦。前半は浦和のプレスに捕まるシーンも目立ったが、徐々に打開出来るようになった。3バックもトータルで見れば良かったと思う。
この試合は、チームの標準形:4-1-4-1に戻してスタートした。
攻撃は17上野選手のポストプレー、14山口選手が突破が魅力だが、他の剣も欲しいところだ。
試合は終了間際に10南野選手がPKを決めて勝利。
チャンスの数・質共に均衡した試合だったが、
ボール支配の安定性で、ややノジマ優勢な試合だった。
ノジマは4-1-4-1にしてもビルドアップに特に問題なし。
攻撃も少し良くなったと思う。
特に後半は、奪ったボールを早く縦に繋ぐプレーが増えて、攻撃のテンポが良くなっていた。
そもそも、ポストプレーが出来るアタッカーが居ないので、スピードを活かした攻撃がしたいはず。チームとして少し上向いていると思う。
相変わらず10南野選手は好調でもちろんPlayer of the Match。
14山口選手を押さえた3石田み選手も良い仕事だったと思う。
愛媛Lは、終盤に追い付いたが、27筬島選手が痛恨のハンド(ちょっと厳しい判定?)。
惜しい試合を落とした。
が、全体的に見ると昨年の皇后杯でのノジマ戦(4-217:リンク参照) と比べれば、ずいぶんと良い試合が出来るようになっている。
自陣でのボールロストは相変わらず多い(19回/ノジマ7回)が、即時にショートカウンターを浴びるような悪い奪われ方は減ってきている。
17上野選手の力を攻撃に多く使っても戦えそうなので、前目の中央寄り(TOP下気味)に使ってみるなどすれば、左サイドに偏りがちな攻撃もバリエーションが出てくると思う。
得点:
50分(49:17 ポインタ1:22:55) (35m左サイド)13北方選手(25m左)10南野選手(35m右)7川島選手(15m右)3石田み選手(7m左ポスト前)10南野選手(ヘディングシュート)
84分(78:45 ポインタ1:52:23) (70m左)27筬島選手(35m左サイド)19佐藤選手(20m右サイド)14山口選手(10m左)17上野選手(8m左ポスト前)9大矢歩選手(シュート)
91分+(88:44 ポインタ2:2:22) (35m左)10南野選手(25m左サイド)17小林選手(20m左)10南野選手(15m正面)11佐々木選手(シュート・19佐藤選手ブロック・13m正面)11佐々木選手(10m左ポスト前)13北方選手(シュート・27筬島選手ハンドPK)10南野選手(シュート)
~:ドリブル
YouTube ポインタ操作 前半:+16:32、後半+33:38
その他主なチャンス
SB:Shoot Block SC:Shoot Cut S:Save FS:Fine Save B:Bar P:Post
F:Free(GKと1対1など)
・ノジマ
13:35~,CK14:57~FS,29:30~S,30:01~B,45:10~,
52:50~SB,65:05~S,66:07~,67:30~,73:56~S_S,FK83:15~
・愛媛L
05:05~SB,18:05~,FK21:37~,35:15~SB,36:01~SB,39:50~
48:30~S,CK52:08~,60:40~S,70:41~F,87:56~SB,CK92:53+~,93:20~SB,
では、いつもの通り、コーナーキックを分析していく。
(1)両チームのディフェンスシステム
ノジマは、マンツーマン中心で、3人ゾーン固定配置。
愛媛Lは、マンツーマン中心で、2人ゾーン固定配置。
ちなみに。先発選手を身長順に並べると以下のよう。
ノジマ GK1久野170
6 4 27 3 18 13 24 10 17 7
松原 櫻本 福住 石田み 平田 北方 中野 南野 小林 川島
168 165 164 162 160 159 159 157 157 156
愛媛L GK31吉原167
24 17 28 27 2 19 14 7 18 8
齋原 上野 呉屋 筬島 松永 佐藤 山口 西川 阿久根 松本
171 166 165 161 159 159 158 157 157 151
対等のマッチアップ関係。
(2)統計
例によって、私が採っているSTATSを紹介します。
ノジマ 愛媛L
コーナー本数 1 2
得点(1次攻撃) 0 0
センタリング→シュート 0 0
センタリング→パス 0 1/0
ルーズボール 0 1
クリアー 1/0 0
キーパーパンチ 0 0
キーパーキャッチ 0 0
* フリー/競り合い
オフェンスファール 0 0
ディフェンスファール 0 0
キックミス 0 0
ショートコーナー不発 0 0
時間つぶし 0 0
直接ゴール 0 0
オウンゴール 0 0
フリーになった選手 0 0
(ボール受け/ボール来ず)
ピックプレー:推定含む 0 0
(成功/失敗)
(3)コーナーキックの内容と特記すべきプレー
両軍合わせて3本と少ない試合だった。
A.ノジマのコーナーキック
a)体制
キッカーは選手(右利き)、24中野選手(左利き)。
以下のように始まっている。
・ニアへ:4櫻本選手・27福住選手
・正面からファー: 18平田選手・6松原選手
・GK脇: 7川島選手
・ショートコーナー: 13北方選手
・コボレ狙い: 10南野選手
・セーフティー:3石田み選手・17小林選手
b)結果概要
1本目 (14:57) 右CK 24中野選手→17上野選手ヘディングクリア→10南野選手ボレーシュート→GK西中選手ファインセーブ→28呉屋選手クリア。
c)全般的な印象と特記すべきプレー
1本しか無かったが、クリアボールをダイレクトで叩いた10南野選手のミドルシュートは、左上角に向かっていて惜しかった。
ただ、図にして分析するネタとは言い難い。
B.愛媛Lのコーナーキック
a)体制
キッカーは27筬島選手(右利き)
1本目は早く始めたショートコーナーで、各選手の役割は不明。
2本目もビハインドの終了間際だったので、通常時とは言い難いが、以下のようだった。
・ニアへ: 2松永選手・28呉屋選手
・正面からファー:17上野選手・3向谷選手・19佐藤選手
・ニアポスト脇:16仲松選手・20横山選手
・ショートコーナー:―
・コボレ狙い: 15川村選手
・セーフティー: 14山口選手
b)結果概要
1本目 (52:08) 左CK ショートコーナー 27筬島選手→18阿久根選手→27筬島選手クロス→19佐藤選手ヘディング落とし→8松本選手→7西川選手シュート。右へ逸れてゴールキック。
2本目 (92:53+ ) 右CK 27筬島選手→ルーズボール。17上野選手が回収。
c)全般的な印象と特記すべきプレー
ノジマは3人のゾーン配置固定(ストーン)のマンツーマンだが、3人ストーンのリスク、すなわち「攻撃側選手が1人余る」ことを、十分念頭に置けていないようだ。
早くマークマンを捕まえて、そこから守備を修正しなければならないはずである。
このプレーの場合、7川島選手がマークマンを捕まえていないため、さらに1人余って、ニアポスト脇へ配置された16仲松選手・20横山選手ともにマークマンがいない状態になっている。
愛媛Lは、ショートコーナーからクロスを上げているが、
この状態からなら、もっと欲張ったアイデアを見せてもらいたかった。
部分的には、27筬島選手が自らゴール方向へドリブルしてシュートを狙っても良かったし、
18阿久根選手にしても、遅れてきた14田中選手を躱しに行っても良かったと思う。
もちろん、1人余ることを前提にチームとして仕込んだモノが有れば、より面白かった。
ところで、今更ながら、澤さんや宮間さんの優秀さが思い出される。
ピッチの中で、ちゃんと指示を出し、3人ストーンの守備陣を操っていたのだから。
以上です。
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目次 1.概要(アメブロ版)
4-217 皇后杯3回戦 ノジマ 3-0 愛媛FC 2019/12/06
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関連記事など、外部リンク
YouTube なでしこチャンネル
【公式】第6節ライブ:ノジマ vs 愛媛L 2020プレナスなでしこリーグ1部 2020/8/22 相模原ギオンスタジアム
https://www.youtube.com/watch?v=0lFX8YB4RVc