2026年06月06日(土)に行われた国際親善試合@YANMAR HANASAKA STADIUM
フジテレビ系地上波(生中継)
T-Ver配信
https://tver.jp/episodes/epg9azl3bf
************
なでしこJAPANは、4月のアメリカ遠征3連戦から約2ヶ月ぶりの国際親善試合。
狩野監督が正式に決まって初の試合。
メンバーは、前回から植木選手・浜野選手・高橋選手・山本選手・土方選手が怪我等で招集が見送られた。
8清家選手が復帰、20籾木選手・22遠藤(優)選手が久々に招集。21竹重選手・16伊東選手が初招集されている。
南アフリカ代表はFIFAランキング58位。
2023W杯ではイタリアに勝って決勝T進出、昨年7月のアフリカ杯で4位。
今年2~3月に行われたCOSAFA(11チーム大会)でナミビアに決勝で負けたが準優勝。
徐々にだが強くなっている印象が私には有る。
今回招集メンバーを簡単にまとめると以下の通り。
・ほぼ全員南アフリカ国内のチームに所属、9サルガド選手はメキシコで覇権を争うTIGERSで活躍している。
・平均年齢26.8歳。
・平均身長162cm(調べの付いた21選手)で、3cmなでしこJAPANの方が高い。
前半、開始早々になでしこJAPANが先制し、その後も押し込んで2ゴールを獲る。
後半もなでしこJAPANがボールを支配、2点を追加し勝利。
ボール支配率: なでしこJAPAN 52%-48% 南アフリカ代表 (Yahoo Sportsnavvi)
シュート状況は下図の通り。
なでしこJAPANは完勝。
5ゴールは、それぞれ取った3選手の良い所が出ていた。チャンスも多く作れていた。
と、まあ攻撃はこんなモノなのでしょう。ほぼ力通りの結果だと思います。
9松窪選手にはあと1年の間に、代表ゴールの神様に愛されるようになってもらいたいけれど・・・。
ただ、守備陣はクリーンシートの割には良く無かったですね。
南アフリカ代表の攻撃回数は多く無かったが、結構な本数のシュートを打たれている。
この試合では凌げたが、強豪国相手なら、ピンチの芽は確実に摘み取っていかないと、本番で勝ち上がっていけないと思う。
個人では21竹重選手が15分余りの間に、2本良いフィードが有ったし、守備もまずまず。
ただ、今回招集メンバーと高橋選手の常連組4人に、割って入れるかと言うと疑問符。
それに、今CB探しは喫緊の課題とは言えない。
現状13北川選手しか左サイドを縦に突破できる選手が居ないので、もう1人か2人見つけておく方が、優先度は高いと思う。
遠藤純選手(Angel City:USA)が5月に入って先発に復活しているので、それだけで良いと狩野監督は考えて居るのだろうか?
では、いつものようにコーナーキックを見ていく。
(1)両チームのディフェンスシステムと攻撃体制。
なでしこJAPANは、マンツーマンディフェンス中心で3人のゾーン固定配置。
南アフリカ代表は、マンツーマンディフェンス中心で4人のゾーン固定配置。

下表に、スタメンを身長順に並べる。
ややなでしこJAPAN有利なマッチアップ関係。
(2)統計
例によって、私が採っているSTATSを紹介します。
2nd回収A:守備ラインが上がり切る前に2次攻撃(シュート・クロスなど)
2nd回収B:守備ラインが上がりきってから2次攻撃(同上)
2ndロスト:守備側がボールを拾って確保
2nd逆襲:守備側がボールを拾って逆襲
トータルシュート数:{プレーの中断、守備側の確保、攻撃側バックス陣帰陣}までに打ったシュート数。
(3)コーナーキックの内容と特記すべきプレー
A.なでしこJAPANのコーナーキック
a)体制
キッカーは14長谷川選手・7宮澤選手・19谷川選手(右利き)13北川選手(左利き)。
受け手の体制は、以下のようにして始まっている。
ほぼ毎回同じ配置、走り込み順。
・ニアへ: 13北川選手・8清家選手
・正面からファーへ: 3南選手・15藤野選手・6古賀選手
・GK脇: -
・ショートコーナー: 7宮澤選手・10長野選手
・コボレ狙い: 19谷川選手
・セーフティー: 2清水選手
b)結果概要
ポインタはT-Ver の時間。
1本目 (23:22 ポインタ34:23) 左CK 14長谷川選手→7Kドラミニ選手ヘディング→10モトルハロ選手クリア
⇒10長野選手回収→14長谷川選手クロス→20マポニャ選手ヘディングクリア→6シサヌ選手・10長野選手→7宮澤選手→13北川選手。再組み立て。
2本目 (27:19 ポインタ38:20) 左CK ショートコーナー 7宮澤選手→10長野選手リターン。直接Gラインを割ってGキック。
3本目 (58:5 ポインタ1:16:22) 右CK 19谷川選手→5マガマ選手ヘディング→6シサヌ選手クリア
⇒9松窪選手回収→10長野選手→23マジャ選手カット→3南選手→7宮澤選手クロス→13ンバーヌ選手カット→23マジャ選手クリア→11クガトラナ選手・14長谷川選手
⇒2清水選手回収。再組み立て。
4本目 (62:37 ポインタ1:20:54) 右CK 13北川選手→11田中選手ヘディングシュート→3南選手シュート→ポスト。外へ跳ねてGキック。

c)全般的な印象と特記すべきプレー
ア) 全般
この試合、ピックプレーが1本目 (23:22 ポインタ34:23)と4本目 (62:37 ポインタ1:20:54)に見られた。南アフリカ代表の対処が甘く、フリーに成れている。
まずまずの4本だったと思う。
ただ、3本目 (58:5 ポインタ1:16:22)は南アフリカ代表のマークが混乱していて、6古賀選手が空いていた。
6古賀選手はボールを呼んで欲しいと思うし、チームとしてこう言った場合、どうするのか決めておくべきだとも思う。
イ) 4本目 (62:37 ポインタ1:20:54)
惜しかったので図にしておく。
ゴール正面で11田中選手がヘディングシュート、流れた所に3南選手が合わせたが、惜しくもポストに当たって外へ溢れたプレー。

南アフリカ代表が4人ゾーン固定配置なので、7宮澤選手と10長野選手にマークが付いていない。
2人が壁役を果たして、6古賀選手マークの7Kドラミニ選手、3南選手マークの9サルガド選手をピック。
6古賀選手はフリーで競りに加わったものの届かなかった。
3南選手は、フリーでファーポスト前で待っている所にボールが来て、シュートしたが惜しくもポスト外側に当たって溢れ出てしまった。
南アフリカ代表のピックプレーに対する守備が甘い所も有るのだが、ピックプレーが機能していた試合だったと思う。
B.南アフリカ代表のコーナーキック
a)体制
キッカーは7Kドラミニ選手(左利き)。
受け手の体制は、以下のようにして始まっている。
・ニアへ: 15ジェーン選手
・正面からファーへ: 20マポニャ選手・13ンバーヌ選手
・GK脇: 23マジャ選手・10モトルハロ選手
・ショートコーナー: 6シサヌ選手・11クガトラナ選手
・コボレ狙い: 9サルガド選手
・セーフティー: 5マガマ選手
b)結果概要
ポインタはT-Ver の時間。
1本目 (49:45 ポインタ1:8:2) 右CK 7Kドラミニ選手→20マポニャ選手ヘディングシュート→19谷川選手ヘディング→13北川選手・10長野選手クリア
⇒GKAドラミニ選手回収。再組み立て。
2本目 (64:28 ポインタ1:22:45) 右CK ショートコーナー 7Kドラミニ選手→6シサヌ選手→7Kドラミニ選手・14長谷川選手カット→9松窪選手逆襲・ドリブル→17千葉選手・23マジャ選手タックル。Gキック。

c)全般的な印象と特記すべきプレー
2本目 (64:28 ポインタ1:22:45)、ショートコーナーに対する14長谷川選手の守備は絶品ですね。
反応が素晴らしいし、相手のやることを読んで一直線でカットしている。
ボールを奪って、9松窪選手のドリブル独走になって、逆サイドの10長野選手がフリーだったが、10モトルハロ選手の走力が凄くて、出せなかったですね。
10モトルハロ選手はGK山下選手の脇に居たので、敵味方合わせて17・18人を捲っている。
南アフリカ代表の攻撃で、このスプリントを見せる機会は無かったですが、もしそんな場面が有ったら、7宮澤選手でも追いつける気がしないですね。
17千葉選手に追いついた23マジャ選手も速い(出遅れていたが・・)。
デジリー エリス監督の言うように、確かにスピードは南アフリカ代表の強みですね。
以上です。
*********
ブログ内関連記事
目次 1.概要(アメブロ版)
2-3 局面的な技術:パターン① ラッシュ&ピックB 2015/11/29
*********
関連記事など、外部リンク
T-Ver
サッカー女子日本代表 国際親善試合「なでしこジャパン×南アフリカ」(配信終了まで1週間以上)
https://tver.jp/episodes/epg9azl3bf
JFA_TV Youtube
【ハイライト】なでしこジャパン vs 南アフリカ女子代表|2026.06.06 大阪/YANMAR HANASAKA STADIUM(ヤンマーハナサカスタジアム)
https://www.youtube.com/watch?v=UTxp-XkROcI
JFA_HP
なでしこJAPAN_HP
【Match Report】なでしこジャパン、南アフリカに5-0で勝利 新体制の初陣を飾る
https://www.jfa.jp/nadeshikojapan/20260606/news/00036426/
南アフリカ代表_HP
Banyana fall to Japan in the first of two international friendly matches
https://www.safa.net/general-news/banyana-fall-to-japan-in-the-first-of-two-international-friendly-matches/
Soccer King Web
なでしこジャパン、完封・大勝の中で見えた守備の課題「これがスペイン、イングランドなら…」
https://www.soccer-king.jp/news/japan/nadeshiko/20260607/2168308.html



