2026年02月14日(土)に行われたWEリーグ第15節@熊谷スポーツ文化公園陸上競技場。
DAZN(有料)
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まず、両チームのWEリーグ第14節までのSTATSを表にまとめます。1試合当たりの平均値で示します。

EL埼玉は2025/2026リーグ戦で1勝3分け10敗、9得点28失点で12位。
開幕当初はSTATS的には戦えていたのだが、勝てなかった。
そこに守備の要:20岸選手が第9節以降長期離脱となって、
そこからはSTATSも悪化、最下位に沈んだままになっている。
システムは4-2-3-1。
主力の離脱者が多いなど、各ポジション戦力的には厳しい。
・DF:2大沼選手も怪我からの復帰が順調では無い。
・MF:比較的豊富なのだが、23藤原選手が怪我離脱で、8園田選手がこの冬海外挑戦。
・FW:昨夏に2TOP:吉田選手・祐村選手を放出して、11高橋選手を獲得したが、足りない。
この冬に多くの選手を補強したが、当たりを引いていることに期待したい。
この試合のシステムは4-4-2。
4バックの25大高選手・35大箸選手・32三秋選手・34平尾選手と、TOP:27生田選手、左SH:26田中選手も加えて、計6人の新卒や新入団選手を投入している。
4橋沼選手・13佐久間選手・11高橋選手らはベンチスタート。高卒の28原選手も登録。
3柘植選手・7樋口選手・16栃谷選手・33長江選手ら、この秋主力だった選手たちの登録が無い。
AC長野は2025/2026リーグ戦で2勝2分け10敗、11得点30失点で11位。
第6節までに勝ち点8を取って、まずまずスタートだったが、その後は8連敗中で苦しんでいる。
STATS的にも、特に守備で厳しい数字が並ぶ。
システムは4-2-3-1。
毎年のように主力を放出しているので、選手層的にはそもそも薄く、各ポジション厳しい。
守備陣はなかなか定まらず、色々試行錯誤している。
攻撃陣は9稲村選手・10菊地選手・11川船選手と他の選手の力量差が大きく、3人が機能しないと、かなり厳しい。
この試合も4-2-3-1。
右SHで17高橋選手が怪我から復帰している。TOPには33吉野選手が先発。
9稲村選手はベンチスタート。25奥川選手も怪我から復帰して座っている。
GK21垣内選手は登録外。
前半、両チームともに中盤で苦労する中、EL埼玉が速攻を2本決めて折り返す。
後半もEL埼玉がやや優勢に進めて2点追加、完勝している。
ボール支配率: EL埼玉 44%-56% AC長野 (Footystats.org)
シュート状況は下図の通り。
EL埼玉は、良い所が沢山出た試合だった。
特に27生田選手は初先発で2得点。抜け出す際にスピードが有って、今後の期待が膨らむ。
ごっそり入れ替えたDF陣も、危なげなく完封で、「言うこと無し。」だろう。
ただ、監督・コーチ陣からしてみれば、この試合の主目的は「新戦力の評価」だったはず。1月中旬から4試合のトレーニングマッチを行っていたが、全部高校生相手。この試合が初めての「本気」なのだから。
だが、AC長野の攻撃が機能してなかったので、バックス陣の評価は出来なかった。
前へ出る守備はよく出来ていたが、強さ・高さ・速さなどが必要な場面はほとんど無かった。
また、両サイドの攻撃参加は有ったが、リードしていた事も有って無理はせず。
評価は次節以降に持ち越しで、次節は4人とも連続先発で継続評価かな?
AC長野は、良い所がほとんど出なかった。「シュート結果」の図の通りで、GK浅野選手を脅かすシーンは無かった。
復帰明けの17高橋選手は、まだ完調では無さそうで、ほとんど仕掛けが見られず。
また、9稲村選手は途中出場だったが、こちらも本調子からは遠そうな出来。
これで、9連敗と苦しい状況が続く。
では、いつものようにコーナーキックを見ていく。
(1)両チームのディフェンスシステムと攻撃体制。
EL埼玉は、マンツーマンディフェンス中心で2人のゾーン固定配置。
AC長野も、マンツーマンディフェンス中心に2人のゾーン固定配置。

下表に、スタメンを身長順に並べる。
互角の範囲のマッチアップ関係。
(2)統計
例によって、私が採っているSTATSを紹介します。
2nd回収A:守備ラインが上がり切る前に2次攻撃(シュート・クロスなど)
2nd回収B:守備ラインが上がりきってから2次攻撃(同上)
2ndロスト:守備側がボールを拾って確保
2nd逆襲:守備側がボールを拾って逆襲
トータルシュート数:{プレーの中断、守備側の確保、攻撃側バックス陣帰陣}までに打ったシュート数。
(3)コーナーキックの内容と特記すべきプレー
A.EL埼玉のコーナーキック
a)体制
キッカーは5瀬戸口選手(右利き)。
受け手の体制は、以下のようにして始まっている。
・ニアへ: 34平尾選手・6瀬野選手
・正面からファーへ: 32三秋選手・27生田選手・35大箸選手
・GK脇: 15木村選手
・ショートコーナー: -
・コボレ狙い: 17木許選手・26田中選手
・セーフティー: 25大高選手
b)結果概要
ポインタはDAZN の時間。ただし、CMが挿入されるなどして約15秒単位でずれることがあります。
1本目 (7:46 ポインタ15:52) 左CK 5瀬戸口選手→6瀬野選手ヘディングシュート。左へ外してGキック。
2本目 (11:27 ポインタ19:33) 右CK 5瀬戸口選手→GK梅村選手キャッチ。
3本目 (55:54 ポインタ1:20:31) 左CK G前密集陣形 5瀬戸口選手→。ファーポストをかすめてゴールラインを割ってGキック。
4本目 (61:20 ポインタ1:25:57) 左CK G前密集陣形 5瀬戸口選手→33吉野選手ヘディングクリア
⇒6瀬野選手回収→34平尾選手クロス→5岩下選手ヘディング・浮いて→15木村選手ヘディングシュート→GK梅村選手キャッチ。
5本目 (92:41 ポインタ1:57:18) 右CK 5瀬戸口選手→6原選手クリア
⇒14植村選手トラップ・シュート。ゴール!!。

c)全般的な印象と特記すべきプレー
ア) 1本目 (7:46 ポインタ15:52)
6瀬野選手がニアへ走り込んで、ヘディングシュートしたプレー。
意図したピックプレーではないと思うが、マークの30松久保選手をセパレートしている。
また、6原選手が対応に迷って、マークの27生田選手をロストしている。

動画:キック5秒前から始まります。
https://www.youtube.com/watch?v=Xw_EJ4dwMzgfeature=youtu.be&t=8
① 34平尾選手がニアでフリー。
マークの33吉野選手をダッシュで振り切っている。
② 6瀬野選手がボールに先着。
6原選手の外側から6瀬野選手がニアヘ出る。
30松久保選手がゴール側へ迂回して追う。
6原選手も6瀬野選手に食い付いた分、さらに30松久保選手の迂回が大きくなる。
6瀬野選手がボールに先着してヘディングシュート。
③ 27生田選手もフリー。
6原選手は27生田選手のマークに戻ろうとするが、7三谷選手と交錯している。
イ) 5本目 (92:41 ポインタ1:57:18)
6原選手のクリアボールを14植村選手が落ち着いてトラップ、ミドルシュートで4点目を取ったプレー。説明不要で、シュートが良すぎますね。
動画:キック5秒前から始まります。
https://www.youtube.com/watch?v=Xw_EJ4dwMzgfeature=youtu.be&t=116
ただ、5瀬戸口選手的には、11高橋選手や6瀬野選手の走路上に蹴れていない。少しゴールに近付け過ぎで、不満だろう。
B.AC長野のコーナーキック
a)体制
キッカーは10菊地選手・9稲村選手(右利き)。
1本目はミドルシュートのサインプレーで変則だった。
普通に走り込んだのは2本目以降で、受け手の体制は、以下のようであった。
・ニアへ: 27筬島選手・5岩下選手・
・正面からファーへ: 33吉野選手・6原選手・30松久保選手
・GK脇: 11川船選手
・ショートコーナー: -
・コボレ狙い: 17高橋選手・7三谷選手
・セーフティー: 15知久選手
b)結果概要
ポインタはDAZN の時間。ただし、CMが挿入されるなどして約15秒単位でずれることがあります。
1本目 (15:50 ポインタ23:56) 右CK 10菊地選手ゴロボール→7三谷選手ミドルシュート・27生田選手ブロック・7三谷選手・17木許選手・5瀬戸口選手。7三谷選手ファール。
2本目 (20:38 ポインタ28:44) 右CK 10菊地選手→6瀬野選手ヘディング→30松久保選手
⇒6原選手→17高橋選手シュート・6瀬野選手ブロック→5岩下選手→6原選手シュート。左へ外れてGキック。
3本目 (73:33 ポインタ1:38:10) 左CK G前密集陣形 10菊地選手→5瀬戸口選手ヘディングクリア。再CK。
4本目 (73:54 ポインタ1:38:31) 左CK G前密集陣形 10菊地選手→(6瀬野選手)。おそらく11川船選手がGK浅野選手を押してファール。
5本目 (78:26 ポインタ1:43:3) 左CK 9稲村選手→10菊地選手ヘディング→6原選手・26田中選手クリア。スローイン。

c)全般的な印象と特記すべきプレー
ア) 1本目 (15:50 ポインタ23:56)
変則的な配置から、7三谷選手のミドルシュートを狙ったプレーだが、27生田選手に間合いを詰められて、ブロックされてしまっている。

17高橋選手の動きで、シュートエリアを確保出来ていない。
おそらく、キック直前にゴール前に走って詰めて、27生田選手の視線を奪う、あるいは、27生田選手に追わせることで、シュートエリアから遠ざけるハズだったのだと思う。
だが、動き緩くて、囮として機能していない。
また、15知久選手の帰陣が遅れている。
セーフティーの7三谷選手が上がってきてミドルシュートを打つので、代わりに下がったのだが、セットした位置も深いし、スタートもやや遅い。
7三谷選手がミドルシュートを打った時点で、まだPKエリアの境界線上までしか帰れていない。
実際、27生田選手がブロックしたボールが、自陣に跳ね返っていたら、逆襲を食らうところだった。
なんか、各選手の理解度に差が感じられて、練習を繰り返して練られた企画に見えない。
机上検討とミーティングだけかも?と思える。
以下のポイントはしっかり出来ているのだが・・・。
① 11川船選手が6瀬野選手の外側を抑えに行っている。
② 6原選手が25大高選手を外側へ出さないように抑えている。
以上です。
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2-2 局面的な技術:パターン① ラッシュ&ピックA 2015/11/28
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EL埼玉 vs AC長野 : 第15節 SOMPO WEリーグ
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【公式】ハイライト:ちふれASエルフェン埼玉 vs AC長野パルセイロ・レディース【2025/26 SOMPO WEリーグ 第15節 2026.2.14】
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2026年2月14日 - 14時00分 (Asia/Tokyo)ASエルフェン埼玉対AC長野パルセイロ・レディース
https://footystats.org/jp/japan/ac-parceiro-nagano-women-vs-chifure-as-elfen-saitama-fc-h2h-stats#8415289
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【2025/26 SOMPO WEリーグ 第15節】2/14(土) vs AC長野パルセイロ・レディース戦 試合結果
https://www.as-elfen.co.jp/information/2963/
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2025/26 SOMPO WEリーグ 第15節 2.14 SAT 14:00KICKOFF VSちふれASエルフェン埼玉 AWAY 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場 AC長野パルセイロ 0 - 4 ちふれASエルフェン埼玉
https://parceiro.co.jp/ladies/matches/detail/540



