こんにちは。世田谷区千歳船橋女性のための漢方薬専門店 

せたがや漢方堂 の横山ですニコニコ

 

昨日、コラムを連載することをご報告しましたが、早速、そちらで掲載した内容をアップします。

 

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生理痛はあるのが当たり前と思っている方が多いと思います。

テレビでも、「頭痛や生理痛の痛みによく効く!」という鎮痛剤のCMをよく見かけますね。また、ドラッグストアでも鎮痛剤は安価で簡単に手に入ります。
そういったCMを見たり、自分の周りにも生理痛がある人が多かったりすると、「生理痛はあるのが普通なんだ」と思っている方も多いのではと思います。
でも、生理痛はないのが普通です!

最近では、子供の生理痛も多く、小学生用の生理痛薬まで発売されたようで、「生理の時は鎮痛を飲む」というのが、若いときからの習慣になってしまっているようです。

婦人科に行って見てもらうと、子宮内膜症や子宮筋腫があったり、卵巣に異常が見つかる場合もありますが、特に何も見つからない場合もあります。その場合は、鎮痛剤が出されるか、ピルを勧められることも多いようです。

 

しかし、ピルを飲むのは抵抗もある方も多く、ほとんどの方は、生理のたびに鎮痛剤でごまかしているのではないでしょうか。

 

特にお仕事をしている女性は、生理痛だからといって仕事を休むこともできずに、どんどん鎮痛剤の量や飲む日数が増えてきてしまっている方も多いのでは?

 

そんな方には漢方薬がお勧めです!生理痛は、漢方薬と生活習慣の改善で、かなり緩和できます。

東洋医学では、いつも同じ場所におこる痛みは、瘀血(おけつ)といいます。瘀血とは、東洋医学独特の考え方で、血液の汚れを意味します。子宮内膜の血液が汚れているために、生理が来て、経血を排出するための子宮の収縮がスムーズにいかずに抵抗があるために痛みが出ると考えます。子宮内膜をスポンジとイメージしていただくとわかりやすいと思います。スポンジに、きれいな液体が吸収されている時は、ぎゅっと絞るのに多くの力を必要としませんが、粘り気のあるドロドロの液体が吸収されている時、それを絞るのにはかなり力を要しますね。その力を子宮の収縮と考えると、収縮が強ければ、生理痛として現れます。

また、血液の汚れだけでなく、子宮内が冷えて硬くなっていても、収縮がスムーズにいかずに、生理痛として現れます。

 

最近の中高生に生理痛が多いのは、制服がミニスカートに生足だったりするからかもしれませんね。

 

生理痛の漢方薬としては、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)が第一選択薬となります。

桂枝茯苓丸は、子宮内の瘀血を便や経血から排出してくれます。また同時に子宮内を温め、余計な水分を排泄し、生理時に子宮の収縮がスムーズにいくように助けてくれます。

イラストに描いたような、冷えをとる生活習慣と、漢方薬で、早い方は、2~3回目の生理から、遅い方でも1年以内には生理痛が改善するはずです。

 

桂枝茯苓丸以外にも、生理痛に効果的な漢方薬は他にも色々あります。

胃腸が弱い方、ストレスが強い方、貧血気味の方では、桂枝茯苓丸が合わない場合もありますので、お近くの漢方薬専門店でご相談ください。

 

また、鎮痛剤も効かないようなひどい生理痛には、婦人科系の病気が隠れていることもありますので、まず一度、婦人科を受診することをお勧めします。

 

出産回数が減ってきている現代女性には、生涯400~500回生理が来ると言われています。毎回毎回痛みを我慢する生活は、あなたの人生の質を大きく落としていると言えるでしょう。この機会に、もう一度、生理について考えてみませんか?

 

 

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