思春期の漢方薬

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こんばんは。世田谷区千歳船橋 せたがや漢方堂 の横山ですニコニコ

最近は毎日、中学一年生の少年の殺人事件がニュースでやっていますね。
少しずつ事実関係が明らかになり、事件の全貌も見えつつあります。

うちの息子も中1の反抗期盛り。他人事とは思えず、ニュースでやっていると、家事も手を止めて見入ってしまいます。
小さい頃は誘拐されないか心配して、少し大きくなるといじめられていないか心配して、体が大きくなってくると悪いことをして警察のお世話にならないか心配して、親の心配は尽きませんねガーン

みなさん同じようにお子さんの心配は尽きないようで、最近ではうちのお店にもお母さんからの思春期のお子さんの相談が増えてきました。


ということで、今日は思春期のお子さんの漢方薬のお話です。


小学校高学年から中学、高校時代は、子供の体はどんどん大きくなっていきます。
生殖器の発達に伴い、体の中でもホルモンバランスの分泌が大きく変わり、精神的にも大変不安定な状態になりやすくなります。
それに加えて、中学、高校時代は受験や友達関係、親子関係などでストレスを感じることが多くなり、そのストレスをうまく発散する方法もわからず、人にも相談できずに、悩みを体にため込んでしまうお子さんもたくさんいます。

ですから思春期のお子さんの相談では、精神的なものから来る体の不調や、生理などの生殖器の発達に伴うご相談が多くなります。


ここで実際の症例をご紹介します。どちらも墨田区の薬局時代のお客さんの話です。


イライラしやすい、切れやすいお子さん  11歳 男の子

自分の思い通りにならないと怒る、お母さんと話していてもすぐイライラする、そのくせ怒られるとすぐに泣く。外でたくさん遊んで来た時は比較的機嫌がいいが、外で遊べないことが多くなると、とても機嫌が悪い。中学受験のために塾通いを始めてからこの傾向が増々ひどくなり、大変悩まれたお母さんが一人でご相談に見えました。

➡いわゆる疳の強い子と言えます。小さい時から繊細で敏感なタイプです。赤ちゃんの時から眠りが悪く、夜泣きもよくしていたそうです。食も細くやせています。
まず最初に、抑肝散加陳皮半夏(よっかんさんかちんぴはんげ)を出しました。最初の2ヶ月くらいはお子さんには大きな変化はありませんでしたが、「漢方を飲ませている」という安心感からか、お母さんの方が精神的に安定してきているように見えました。その頃から、お母さんも生理前のイライラが強いということで、漢方を飲み始めました。3ヶ月を過ぎたころから、お子さんにもだんだんと良い兆候が現れ始めました。学校や友達の話をしてくれるようになったというのです。お母さんもその頃には心身ともに安定してきていたので、話を聞く体勢ができていたのでしょう。
半年が過ぎるころは、お子さんのイライラや切れやすい性格はかなり改善されていました。
その後、イライラのお薬に加えて、胃腸を整えるお薬を飲んでもらい、6年生になる頃には体重もだいぶ増え、性格もだいぶ穏やかになってきたと、お母さんにとても喜ばれました。お母さん自身もとても体調が良く、生理前のイライラもなくなり、子供に怒ることも減ったということです。この子は中学に上がるまで飲む続けました。親子で漢方を服用し改善したとても良い例です。


朝起きれなくて、不登校になってしまったお嬢さん  15歳 女の子

大学まで付属の有名私立女子高に通うお嬢さん。最初はとても良い学校に合格したと喜んで通っていましたが、2学期頃より、朝何度起こされても起きられず、無理に起きてもめまいがしてとても学校には行けないとのこと。この学校は大学は都心にありますが、高校は神奈川県にあり、墨田区から通うには、1時間半近く電車に乗らないと行けないとのこと。
入学当初より電車通いはとても負担になっていたようです。せっかく合格したので、なんとか3年間通って、大学にもそのまま上がらせたいと、お母さんに連れられてご相談に見えました。

➡西洋医学的には、起立性調節障害。東洋医学的には、気血両虚(きけつりょうきょ)と言えます。毎日の長い通学時間により、徐々に気と血が消耗されてしまったことが原因です。生理不順や食欲不振、寝つきが悪く眠りが浅い、冷え症などの症状もありました。
この方にはまずは十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)を出しました。飲み始めて1週間くらいでなんとなく元気になってきた、ということでした。その後、1か月を過ぎたころより、朝なんとか起きれるようになってきたとのこと。学校には事情を説明して、満員電車の時間をさけて少し遅刻して登校させてもらうようにお願いしたそうで、2か月後くらいよりなんとか午前中には登校できるようになったそうです。
学年が2年生に上がる頃にはだいぶ元気になり、時々遅刻はするものの、基本的には毎日学校に通えるようになったとのことです。お薬は症状に合わせて随時変更し、胃腸の調子も良くなり、しっかり食べられるようになり、生理や睡眠も良くなってきたとのことでした。
結局卒業するまで飲み続け、無事、大学に進学できたとのことです。


思春期の頃の体の不調は、成長すれば改善してくるものがほとんどです。しかし、中学、高校時代というのは受験もあり、将来を決める大事な時期でもあります。体の調子が悪かったために、学校に行けなくなったり、受験がうまくいかなかったりするのはかわいそうですよね。
また、お母さんも更年期の時期にあたる場合が多く、肉体的、精神的にも不安定で、お子さんの悩みをうまく受け止めきれず、家庭内もぎくしゃくしてしまうケースが多いようです。

思春期のお子さんの体調不良でお悩みの方、是非一度ご相談ください。

私も2人の子供の子育てに日々悩み格闘しています。
お互い頑張りましょうビックリマーク


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