こんにちは。世田谷区千歳船橋女性のための漢方薬専門店
せたがや漢方堂の横山です。
まだまだ寒いですね。風邪などひいていませんか?
2月に入ってから日が長くなり、お店を閉めて帰るときまだ明るいのがうれしいです。
日は長くなってきたけど、寒さは相変わらず厳しいですね。
暖かい春が待ち遠しいですが、花粉症の方には憂鬱な季節です。
今週くらいから、テレビでも花粉症の話題をよく見るようになりました。
本格的な飛散はまだこれからですが、当店のお客様でも敏感な方は「そろそろむずむずしてた」とおっしゃっている方も!
今年は例年並みかやや少なめということですが、本格的な花粉シーズンの前に、しっかり対策しておきたいですね。
実は私もスギとブタクサにアレルギーがあり、春はちょっと憂鬱です。
私も以前は、花粉症の時期は、病院でアレルギー薬や抗ヒスタミンを処方してもらったり、ドラッグで売っている鼻炎薬を飲んだりしていました。鼻水は止まるのですが、頭がぼーっとして眠くなるし、毎日飲み続けると胃腸の調子が悪くなるし、口が異常に乾くしと、とにかく体調が悪かったです。
漢方に出会ってからは、この20年、いわゆる西洋薬は飲まずに、漢方だけで乗り切れています。
漢方薬は長く飲まないと効かないと思っている方が多いようですが、花粉症の漢方薬は即効性のあるものが多く、飲んで30分~1時間位で効いてきます。
毎年花粉症でお悩みの方、今年は漢方薬を試してみませんか?
ここで、症状別の漢方処方をご紹介します。
冷えタイプ:水っぽい鼻水、くしゃみ→小青竜湯(しょうせいりゅうとう)、葛根湯加川キュウ辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)など
熱タイプ:のどの痛み、鼻づまり、黄色っぽいどろっとした鼻水→銀翹解毒散(ぎんぎょうげどくさん)、辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)など
胃腸虚弱タイプ:食欲不振、だるい、眠気→補中益気湯(ほちゅうえっきとう)、十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)など
目の症状:目のかゆみ、涙目、充血→洗肝明目湯(せんかんめいもくとう)など
皮膚の症状:皮膚のかゆみ、乾燥→温清飲(うんせいいん)、四物湯(しもつとう)など
小青竜湯は今ではかなり認知度が上がっていて、病院で処方されたり、ドラッグで買ったりしたことがある方もいらっしゃると思います。
小青竜湯は水っぽい鼻水の方にはとてもよく効きますが、花粉症の時期にずっと飲むという場合は、注意が必要です。
小青竜湯の中に入っている麻黄(まおう)という成分が、胃腸にダメージを与える場合があるからです。
飲んでいて胃がもたれてきたり、便秘になったりしてきたら、他の処方に変更した方がいい時もあります。
また、妊娠初期の場合も、麻黄が流産を引き起こすことがあるので、お勧めできません。
花粉症の漢方といっても症状や体質によって飲むお薬が違いますので、自己判断で飲まずに、漢方薬の専門店で相談してください。
花粉症の時期は、薬に頼るだけでなく、マスクをする、サングラスをかける、ふとんや洗濯物を外に干さない、空気清浄機を使う、といった花粉を避ける工夫も大事になります。
また、体を冷やさないようにする、冷たいのものを飲んだり食べたりしない、夜早く寝るようにする、疲れをためないようにする、といった、体の免疫力をあげる工夫も大事です。
うちは家族みんな花粉にアレルギーがあるので、春先は特に食事のメニューを気をつけています。
花粉の時期はお刺身やお寿司などといった生魚、サラダなどの生野菜、果物はあまり食卓に出さないようにしています。
しょうがやにんにく、長ネギなど体を温める食材をたくさん使ったり、消化の悪そうな物はなるべく出さないようにしています。
お酒も花粉の時期は控えめに。特にビールは一番よくありません。
漢方薬は基本的には毎日免疫を上げるものを飲んで、本当につらいときだけ小青竜湯などといった症状を抑える薬を飲むようにしています。
毎年花粉症でお悩みの方、今年は漢方薬で快適に過ごしませんか?
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