こんにちは。世田谷区千歳船橋 せたがや漢方堂 の横山ですニコニコ



当店もオープンして1年。
たくさんのお客様に来ていただいております音譜

ご相談内容は、やはり生理痛や子宮内膜症などといった婦人科系の相談が多いのですが、最近は特に不妊症の相談が増えています。

ということで、今日は不妊症のお話です。


最近では、体外受精や顕微授精など、高度な不妊治療がぐっと身近になりましたね。


一昔前は、そういった高度な治療をできる医療機関も少なく、補助金などもなかったため、高度な不妊治療を受けられる方はとても限られていました。




最近は、結婚して1~2年子供ができないと、婦人科で検査を受けるというのがごく一般的になりました。




そして、男女どちらかに問題がある場合は、適切な治療を受け、その後自然妊娠する場合も多いのですが、婦人科で特に問題が見つからない場合も多いそうです。


その場合、お医者さんの指導の下、排卵日を予測してもらい夫婦生活を持つようにするタイミング療法を半年程度続けます。




そこで妊娠しない場合は、人工授精、体外受精、顕微授精とより高度な不妊治療へと進んでいきます。




最近の晩婚化の影響で、卵子が老化しないうちになるべく早く妊娠するのが望ましいという考えから、体外受精など高度な不妊治療に進むペースもどんどん早くなっているようです。






しかし、体外受精など高度な不妊治療をしてもなかなか妊娠できない方も年々増えています。




体外受精などの高度な不妊治療は、女性の体に大変負担が大きいです。


長年続けていくうちに、心身ともに疲れ切ってしまう方もたくさんいます。また高額な医療費や生理周期に合わせて何度も通院しなくてはいけないことも、大きな負担となっているようです。






高度な不妊治療が本当に必要か?



高度な不妊治療は、あなたに本当に必要でしょうか?


35歳以上の方が、不妊専門の病院に行くと、かなり早い段階から体外受精などの高度な不妊治療を勧められます。


卵子の老化のことや、育児のことを考えると、妊娠するのは少しでも早いほうがいいという考えからのことなのでしょうが。




卵巣や卵管に明らかな問題がある場合や、精子の数が少ない、運動率が悪いなどといった精子に問題があり、妊娠できない場合は、体外受精や顕微授精は大変効果のある治療法だと思います。


しかし、現在体外受精を受けている方の中には、何度タイミングを取ってもうまくいかないから、高齢で妊娠しにくいから、という理由で受けている方も多いのです。




高度な不妊治療は、卵子と精子が出会いやすいように導いてくれるものです。


受精の部分には問題なく、卵子の老化や、子宮内環境の悪さで妊娠しない場合は、何度治療を繰り返してもうまくいきません。


また、妊娠しても、すぐに流産してしまったり、早産になるケースもあります。







然妊娠に必要なこと







現在不妊治療中の方も、これから妊活始めようと考えている方も、本当は自然に授かりたいと思っているのではないでしょうか?


健康な男女が排卵日に夫婦生活を持てば妊娠する、という当たり前のことを置き去りにしていませんか?




ここでいう健康な男女とは、人間ドックを受けて異常なしと言われた人のことではありません。


現代医学はなんでも数値化して人の健康を測ろうとしますが、そんなことをしなくても、自分が健康かどうかは、本来自分でわかるはずです。








ここで、妊娠するに相応しい健康状態かどうかのセルフチェックをしてみてください。




①食欲はあるか?食事は美味しく食べられているか?


②夜ぐっすり眠れているか?朝には疲れは取れてすっきり起きられるか?


③大便も小便も気持ちよく出ているか?


④肩こり、頭痛、腰痛、生理痛など、痛いところはないか?


⑤顔色が良く、肌つやがいいか?肌にかゆみやにきび、乾燥、じんましんなどはないか?


⑥精神的に安定して、やる気に満ちているか?


⑦ストレスや心配事を自分なりにコントロールできているか?


⑧体に冷えを感じないか?


⑨目の疲れや耳鳴りはないか?


⑩体の疲れはたまっていないか?


⑪太り過ぎたりやせすぎたりしていないか?




更に、女性は生理の状態もよく観察する必要があります。


①生理周期は28日~35日、生理期間は5~7日と一定しているか?


②生理痛はないか?


③月経血はきれいな血が出ているか?塊など出ないか?


④月経血が増えたり減ったりしていないか?


⑤基礎体温はきれいな2層に分かれているか?


⑥生理前にイライラしたり、胸が張ってきたりしないか?


⑦生理中、生理後に立ちくらみや貧血様な症状は出ないか?


⑧不正出血はないか?






この中に一つでも当てはまるものがあれば、東洋医学では妊娠に適していない体、ということになり、漢方や鍼灸などの治療が必要になります。




このような体調の方は、卵子の質も悪く、子宮内環境も悪いといえます。そのため、何度体外受精を繰り返しても、妊娠まで至らないケースも多くなります。




漢方で卵子の質を上げるためには、最低でも半年はかかります。


それは、原子卵胞の状態から排卵に至るまで、約150日かかるからです。


良い子宮環境を整えるにも、同じくらいの時間が必要です。




また、漢方を飲むだけでなく、バランスの良い食生活を心がける、冷たい飲み物や食べ物を避ける、疲れやストレスを溜めないようにする、適度に運動する、体を冷やさないようにする、夜は12時前に寝る、など、生活改善も重要になります。




現在不妊治療をしている方も、漢方薬を併用することによって、妊娠率を更にあげることが可能です。








ママになりたいあなたへ



ちょっとスピリチュアルな話になりますが、子供は自分で親を選んでやってくる、という話を聞いたことがありますか?


また、子供を持つ人生になるかどうかは、その人が産まれた時から決まっていると。




本当かどうかは誰にもわかりませんが、子供ができるかどうかは、神のみぞ知る。


今更じたばたしても始まりません。




もともと子供を持つ運命なら、どんなに回り道しても、時間がかかっても必ずその子はあなたの元にやってきてくれます。


もともと子供をもたない運命なら、結果的に子供が持てなくても決して不幸にはなりません。






今あなたにできること、それは、本来の健康を取り戻し、妊娠に適した体作りをして、ゆったりした気持ちでその子がやってくるのを楽しみに待ってあげる。


それだけではないでしょうか。






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