世田谷放射線測定隊 -3ページ目

食品の放射線測定について

食品の放射線については個人で測定する事は、ほぼ不可能です。


一部の放射線測定器(50万円以上する機器)を使って簡易測定をすることは出来ますが、

それで測定できるのは、基準値を超えるか?超えないか?が判断できるのレベルです。


テレビで「お茶から●●ベクレルの放射性物質が検出されました」

と言うような測定をしようと思えば1000万円くらいの機器と機器を設置する場所が必要となります。

現実的ではありません。


食品による内部被爆を避けようと思えば産地を選ぶことが現実的です。

やはり放射線レベルが、高い産地の食物は基準値内であっても、

高めの値である事が容易に推測できます。

色々な意見があると思いますが、特にお子さんは避けることが出来れば避けたほうが良いと思います。


本当に放射線測定器は必要か???

最近マスコミでホットスポット特集が組まれているため、

放射線測定器を個人で購入している方が多いと思います。

また購入を検討されている方も多いでしょう。


でも現状では放射線測定機器の個人での購入は不必要とだと思います。


東京の現状では問題になるほど新たに放射線物質が落下していません。


今話題になっているホットスポットの放射性物質は、

ほとんど3月に福島から飛んできた物が落ちてたまっているだけなのです。


その証拠に3月末から現在までどこの地点でも放射線レベルは、徐々に低下を続けています。


つまり1回放射線レベルを測定して、放射線レベルの高い場所を把握して、

その場所を綺麗に掃除すればよいわけです。


用心のため掃除した後に再度測定しても2回の測定で事足ります。

その後、毎日計測してもほとんど変化がありません。(放射線測定器を買って測定してみれば分りますが)


たった1回か2回のために放射線測定器を購入する事は非常に割高になります。


正確な値が出る測定器は安いものでも10万円以上はしますから、

1回の測定で5万円から10万円になってしまいます。



どうしても周りの放射線レベルが気になって測定したい場合は、

グループで信頼できる機器を購入するか放射線測定をしてくれる業者に頼む事をお勧めします。

放射線測定機器の選び方(機器の精度)

インターネットを見るとたくさの放射線測定器があります。

値段もピンキリです。


東京での日常生活を考えた場合、0.01μSv/h から計測できる機器が必要です。


現状ではほとんどの場所で放射線レベルが0.04μSv/h から高いところで0.3~0.4μSv/h 位です。

多くは0.04~0.15μSv/h ですので、0.1μSv/h 単位での計測しか出来ない機器は能力不足となります。


シンチレーション方式 の機器は精度が高くお勧めです。


私は機械売りではありませんので具体的にどの機種がお勧めと言う事はしませんが、

行政機関で購入している機種は信頼が高いと考えてよいでしょう。


ただ現状では信頼できる機器がすぐに手に入る事は稀です。

行政機関でも信頼できる機器は、入手までに時間がかかっています。