漫画1 

蓄電池の電気で生活している方から、今朝早くSOSの緊急電話を頂きました。
「大家さん、また電気のお医者様、お願いします。大変な事になりました」と言うのです。
慌てて行くとなんとその家の応接間に家族の方が冬物のコートを着ていたのです。応接間にはチラチラと粉雪まで舞っていて、ソファーにはうっすらと雪が積もっているのです。
「今朝起きたらこんな事になっていて、どうしたらこんな事になるのですか」と聞かれるのですけど、私にも分かるはずがありません。
「お医者様ですね、直ぐ呼びますから」と言って慌ててお医者様に連絡したのです。
「ほぉ、それは凄いことになってますね」とお医者様は言うのです。
「直ぐ来て頂けますか」
「分かりました。あのお宅は電気が老化しているので、症状も過激に現れますね」と答えてくれました。
お医者様もあの言葉の感じだとなんだか楽しんでいるみたいです。
往診時間前だというのにお医者様は来て下さいました。
「エアコンだけですか」とお医者様が聞いたのです。

 


 
「いえ、電気釜で炊いたご飯が、今日は真っ黒に。それに、便座のウォッシュレットがタラタラと水が流れっぱなしで、昨日の夜はなんともなかったのに、今朝起きたらこんなことになっていて」とご主人は答えて、オロオロしているのです
「はい、分かりましたよ」とお医者様も楽しんでいるようなのです。
最初に見たのが、エアコンです。
室外機に触るなり「これは凄い熱だ」と言うのです。
音もゼイゼイとファンが回るたびに音を立ててます。
室外機のコードに何かプラスチックの板のようなモノを貼っているのです。
「室外機が凄い熱を持っているので、解熱板を貼っておきました。人で言うと、冷えピタですね」
次に見に行ったのが蓄電池です。
蓄電池の扉を開けると、ムッとするほどの熱気が出て来ます。

「夏風邪ですね、こちらの蓄電池が夏風邪ひいたようです」

「蓄電池の夏風邪ですか」
「そうです。ここも、凄い熱ですね。解熱剤を注射しておきますから」と言ってゴム製の注射器を取り出すのです。
その注射器を蓄電池に入るコードに硬質ゴムの針を差し込んで、液剤を注入したのです。
次にトイレと電気釜を見たのですけど、ここではなにも処置はしませんでした。
「夏風邪ですね。昨日日中は暑くて夜は急に冷え込んだから、風邪引いたのですね。こちらの電気はお年なので寒暖の差に付いていけなかったようです。」
「電気の風邪ですか」
「そうです。貴方も風邪を引いて高熱になると寒気がするでしょう。電気も高熱になって寒気がすると、エアコンなどは冷えすぎで寒くなるのですが、雪まで降るのは初めて見ました。お宅の電気は高齢だから、風邪の症状も過激に現れますねぇ」と笑うのです。
「これは電気製品の保証による保険が適用されないので、2万円いただきます」と言うのです。
電気の風邪は製品保証の範囲外のようです。
「普通だと、エアコンがゴォンゴォンと音がするとかだけなのですが、雪まで降りますか、これは報告してここまで症状が悪化したら保険適用出来るようにしないといけませんね」と言うのです。
何事も最初の方は経済的にも損することになるようです。
お医者様は帰っていきましたが、今度は私がお医者様に行くことになりました。
電気の風邪で風邪引きましたと言っても信じて貰えるのでしょうか。

 

 

ロゴマーク「金魚」も作らせてみました

電話口のキャラと主人を一緒だと指示したのですけど、キャラ変えられて書かれました。

なかなか一度書いた画を変更するのが難しいです。