最初にふっと
持っていかれた感じがあった
頭ごと
持っていかれてしまった
何にも考えられない
でもとても
心地よい
途中
夢を見てるみたいになった
誰かがいた
とても親しい人
よく知っている
でも名前が思い出せない
顔も
とてもなつかしいのに
やっと会えたのに
誰だかわからない
それからとてもクリアになった
どんどん静けさが増していく
際限なくクリアになっていく
引き込まれる
明晰さのなかに
何もなく
誰もいない中心に
引き込まれていく。
声も出せずに。