姉が、‘昨日の朝ご飯のゆで卵に、チン毛、ついてたで’
と。
なんでしょうか?
チン毛って。
ただ私は卵を茹でて、カラを剥き、皿に盛っただけなのに。
何故そんなものが、食べ物に紛れ込んでいるのでしょうか?
これは私が箸にも棒にもふれない、セシルだからでしょうか?
いや違う。
あいつは何処にでも現れる。
きっと。
いつも影から覗いているに違いない。
自分の出番を‘今か今か’と待っているに違いない。
気をつけろーーーー!!
皆狙われてるぞーーーーー!!
だいたいね、風呂の湯船に浮いてるのはもちろんの事、日常生活であいつをみかけない日なんてない。
そこかしこに落ちてやがる。
これは私がノーパンにパジャマといういでたちで、生活しているせいかもしれないが、ズボンのすそから落ちているのかもしれないが、例えパンツをはいていても、奴はひょっこり落ちている。
ぶら下がっているという日もあるやもしれぬ。
一度、ゴンのおでこに乗ってるのを見た時は、さすがにオブジェかと思った。
ゴン、嬉しそうだった・・・。
これは一体誰のティン毛??
かばんから出てきた事もあったな。
何か?
あたしゃいつでもどこでも、ティン毛、むさぼってるのか!?
暇さえあれば、そこの毛を雑草のごとく、ちぎってるのか。
べらんめぇ。
実験してみたい。
ツゥルンツゥルンに剃り落としてみたい。
そしてそれでもこいつが落ちているのか、試してみたい。
亀甲のホリー。
おまい、やってみろ。
エロリストアロ。
おまい、どうだ?
つるこう師匠なら出来るな?(ニヤリ
あの毛は一体なにから守ってくれているのか。
ティン毛。
それは永遠に謎の生物である・・・。
~業務連絡~
ミンツ秘書様。明日の予定です。
10:30から仕事→帰りにレンタルDVDを何か借りる
以上です。