セシルのブログ ~嬉しかった話~ | セシルのブログ ~薄ら笑いに犬を添えて~

セシルのブログ ~薄ら笑いに犬を添えて~

私、セシルの日常を書いたり書かなかったり。愛犬ゴンが遠い目をしたりしなかったり。
そんな薄ら笑い程度、毒舌未満のブログです。

調子にのって今日は嬉しい話です。

全然おもしろくないから。


先に言っとくから。


今日は久しぶりにゴンと一緒に公園にお散歩に行きまして。


公園にはたくさんのワンコがいます。

皆適当にグループになっていて、おなじみさんの様子。


私はそういう‘輪’の中に入るのはひどく苦手。


大抵みな主婦だし、自分のワンコの話だけをひたすらし続ける人とか、子供の受験の話を始めちゃう人とか、いきなり‘今度飲みに行きましょうよ!!’とか誘ってくる人とか、もう私にとってはミラクルピーポー(ピープルな)な訳。


そんなに急に心、開けないよ!!


だからあんまり公園には行きたくない訳。


こんな飼い主だから当然ゴンも犬慣れしてなくって、吠えたり噛んだり絶対しないんだけど、どう付き合っていいのか分からない様子。


まさに飼い主の生き写し状態。


でもこの子にもお友達とまではいかないけど、犬社会を少し楽しんでもらえたら・・・と思って、「いざッ!!」と出かけた訳です。


今日は暖かいし。

公園自体はゴンも好きだし。


で、戦闘態勢で乗り込んでみたものの、どうしていいかわかんなくて、漠然とたたづんでた訳。


まるで荒野のウエスタン。

犬付き。

強風でいい感じになびいてる。


そんな私達に声をかけてくれたおばさんがいた。


ホワイトテリアを連れてて、周りにはお馴染みさんらしき人達がわらわらいた。


‘ウッ。微妙・・・。だがセシル頑張れ!これもゴンの為だ。やれば出来る子、セシルの子!いざーーーー!’


「こ、こんばんわ・・・。」


私の心の葛藤はあっさり北風にぶっ飛ばされるがのごとく、皆喋る喋る。


ゴンとかもみくちゃにされてる。


ゴンは人が大好き。

目が合うと‘ウヒッ!’って耳を後ろにして近づいて、情熱キッス。


だから結構可愛がられる。自慢。


だがワンコとの接し方は知らない。

ただただお尻の臭いをかがれるばかり。


嗅がし放題。

常にサービスタイム。


そんなこんなで色々お話していると、一匹輪に入らない柴犬がいる。

飼い主の話を聞くと、この柴ちゃんは保護団体から引き取ったワンコだという。


ひどく人見知りの犬見知り。

恐らく以前の飼い主にひどい扱いを受けていた模様で、人が怖いのが治らないそう。


今でこそこうやって公園には来れるが、引き取った当初は家族にももちろん懐かないし、いつもおびえた目をしていたんだそう。


今の飼い主さんの手厚い愛のお陰で、なんとか公園デビューは出来たものの、いまでも家族の中でその人にしか心を開いていないんだそう。


他のワンコも初代がわずか2歳でお星様になってしまったので、その子の名前をそのまま今のワンコにつけてる方とか、子供よりワンコの方が可愛いという方など、喋ってみれば以外と色々あって、そんなに毛嫌いしなくても良かったのかも?と思った。


そして気づけば1時間も喋っていて、ゴンなんかとっくにあきちゃて、‘抱っこ’って言うから多分30分は抱っこしてたかな?


ゴンに「じゃそろそろ帰ろうか?」って言う私を見て、あるおばさんが言った。


「この子は本当に愛情たっぷりに育っているのね。だってこの子の顔を見たら分かるもの。‘幸せだよ~’って書いてある。こんなに笑った顔してるワンちゃんは久しぶりに見たわ。これからも大事にしてあげてね!」


なんかね、すっごい嬉しかった。


ゴンは最初の1年半は私一人で育てたから、本当に大変だったし、かなりのヤンチャだったから、出かけて家に帰ったら、「何!?泥棒でも入った!?」ってぐらいグチャグチャで、盗み食いはするし、吠えるし、そそうは当たり前だし。


もう何回も「こんなワンコ・・・顔も見たくない!!」って思って家を飛び出した事もあるぐらい大変な子犬だったの。


育て方・・・間違ったかな・・・?って。


でも飼った以上、絶対に私には育てる責任がある。


ゴンの調子が悪ければ、自分が会社ずる休みしてでも病院に連れて行くし、自分がお腹すいてても、ゴンのご飯がまだなら先に作ってあげる。

100均いけば絶対おもちゃも買ってくる。


どんだけお金がかかったとしても、彼女を一生育てる義務がある。


だからおばさんに「この子はいい顔しているね!」って言われた事は、今までの全ての私の行為は間違ってなかったんだ、ちゃんと愛情を注ぐことが出来たんだって思ってすごく嬉しかったんだ。


だからヅラを被せて遊んでみたり、恐ろしい犬飯を与えてみたりと、もてあそんでるようだけど、めちゃくちゃ愛してるわけ。


ゴンちゃまを。


世の中には「ツライ思いをしたワンコやニャン子がたくさんいる」と、いろんなブログに載ってます。


そういうのを見るたびに、胃がキュッと痛くなります。

でも出来る事は募金ぐらい。


もう一匹引き取るというのは、今の我が家の現状では無理。

でもいつかもう一匹、我が家にお迎えできる時が来たら、そういう保護施設から絶対引き取りたいと思っています。


なかなか育てるのは大変そうだけど、皆ひとつの命。


笑い顔のワンコやニャンコがたくさんいたら、世の中明るいですよ、きっと!



思わぬ公園デビューで意外とほっこりして帰って来たセシルとゴンでしたぁ。(今日のワンコ風で)


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