思いの他、身近にコンパクイーンがいる事が判明。
しかし。
一度も誘ってもらった事はない。しくしく・・・。
しかししかし。
泣くことなかれ。
なぜならそのコンパクイーンは、やる事が下品すぎて、参加メンバーから総スカンをくらっているから。
今や無視状態。
殺生な話や・・・。
で、別のコンパクイーンを新たに発見。
けどやっぱ誘われない。おーいおい・・・(T_T)
なんかね。
数年アドレナリンらしきもの、てんで出てない気がする。
‘私、手のひら汗っかきやから、手をつなぐのとかちょっと恥ずかしいの’
・・・・・・・とか思ってた頃の気持ちなんか、四半世紀前に忘れた。
いまやったら、‘ど~~んと来い!!’って感じでこっちが受け止めてやる。
母なる大地。
これは待っていてはいけない。
ニューコンパクイーンにさりげなく聞いてみる。
「何やら最近、Aちゃんがコンパ開催しまくってる様ですな。
あなたも参加を?」
「あぁ~。一回参加したんですけどね。
あいつ最悪でね」
「で、出会いはなかったのかね?」
「なかったですわ~!」
「セシルさんってそういうの、参加しはるんですか?」
キタ。
震える声をおさえながら、
「う~ん。あんま行った事ないねんけど、そもそも声、掛けてもらえないのよ。
なんか‘しっしっ!’とか言いそうなキャラやろ?
でも正直目が血走るほど参加してみたいのよ!」
言い切った。
私なりにそつなく、かつ大胆に、表現したつもり。
「えぇぇぇーー!!マジっすか!?
こないだコンパでね。
シフト表を見せて名前だけやのに、ひとりの男の子が
‘オッ?このセシルって名前、なんかいいな!
うん。いいよ。会ってみたいわ!呼んでよ!’
って言うてたんですよーーー!!」
なにおーーーー!!
新幹線なみの速さで化粧して脱毛処理して出かけたのにーーーー!!
またまた震える声と、胸の高鳴りを押さえつつ、
「是、是非次こそは呼んでください」
と短く、力強く言っといた。
「へぇ~。セシルさんってそういうの興味あるんですね?
なんかそういう事自体、誘うのがはばかれるっていうか、緊張するっつぅか、彼氏いてると思ってたし。是非じゃ次回!!」
やった・・・。
やったよ、お母さん。
セシルは金メダルは無理でも、銀メダルくらいは取ってみせる。
しかし彼女最後に気になる一言を言い放った。
いや。
かなりのアルマゲドン。
「セシルさん、ハゲいけます?」
・・・・・・・・。
ハゲかぁ・・・・。
厳しいな・・・・。
なかなかのミッションやな・・・。
散らかってるハゲは許せないけど、それなりなら許せるし・・・。
でもそれなりのハゲなんて、今まであんま見た事ないしな・・・。
っていう事は、その私の名前だけで‘いいねぇ!’って言った方はハゲ?
なまはげ?
「本人見てみな、分からん・・・。」
って言うときました。
私の夏は一体いつ来るのかしら・・・??
