チョコレート展でたくさん学んできました。 | セセデブログ

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先日、上野の国立科学博物館で開催されていたチョコレート展に行ってきました。


これは、以前行ったサロン・デュ・ショコラとは違い、チョコレートの販売ではなく、チョコレートの歴史やその製法、工場の裏側などを学ぶことができる展示会(?)です。


チョコレート好きを公言するならば、その歴史や製法についても知っていなくては!という思いで、がっつり学んできました!


長いですが、以下、感想&まとめです。



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会場に入るなり、入場者を出迎えたのはチョコレートでできた汽車!



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なんだかサロン・デュ・ショコラで展示されていたオブジェを思い出しました。




そして、ついに展示がスタートしてるエリアへ。


まず学んだのが、チョコレートの原点であるカカオの実について。


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カカオが育つ場所を学び、



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実際のカカオの木や、



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カカオの実に触れました。


初めて見て触ったカカオの実は、意外にも大きさや固さは想像通りでした。


ただ一つ驚いたのは、カカオの実がチョコレートになるのではなく、その種がチョコレートになるのだということ。

(これが、カカオ豆です)


なんと、実自体も食べられるみたいで、果物のように甘いのだとか!


ぜひとも、それを食べてみたかったです・・・。



次に学んだのは、チョコレートの歴史。



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チョコレートの起源は、その素となるカカオの種子をすりつぶした飲み物で、マヤなどの中米でなんと約4000年前から飲まれていたとか!


当時は、かなり神聖なものだったようです。


そしてそれが16世紀にヨーロッパに渡り、19世紀半ばに、私たちの知る固形のチョコレートが誕生します。


まさか4000年もの歴史があるとは驚きでした。



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(↑これは、昔、飲み物であったチョコレートを入れていたチョコレート・ポット)


チョコレート・ポットや独特な形をしたチョコレート・カップは、様々な国のものがたくさん展示されていました!



そして次に、チョコレートの製法について学びました。



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一番知りたかったのがこれです!


ここでは、カカオ豆になった気分でチョコレートができあがるまでの工程を擬似体験できます(笑)。


チョコレート作りの工程は、以下の通り。


①カカオを収穫したらまず、発酵して、種(カカオ豆)を乾燥します。


②そして、それを皮とカカオニブ(チョコレートの原料となる部分)に分け、カカオニブを焙炒します。


③次に、それを細かく砕き、カカオマスを作ります。

(ここでさらにカカオマスを圧搾してココアバターを抽出します)


ここまできてやっと、チョコレート作りの原料ができます。


④カカオマスに、ココアバターなどの油類、粉乳、砂糖などをミックスさせます。

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⑤これを微粒化し、よく混ぜ(精錬)ます。

(この時の粒の大きさは、国やメーカーによって違うとか。日本では結構細かくして舌触りを滑らかにするようです)


⑥そしてテンパリング(調温)。


⑦最後に成型して箱に詰めて、完成です!



簡単にまとめてしまいましたが、チョコレートを作るためにはこんなにも多くの工程があるのかと驚きました。


ちなみに、ホワイトチョコレートがなぜ白いかというと、カカオマスが入っていないからです。


ココアバターのみであのチョコレートの風味を残しているのだとか。


ぜひとも、ホワイトチョコレートを買った際には、裏に書かれている原料を確認してみてください^^



そして展示会の最後には、チョコレートでできたパンダが見送ってくれました。

(上野だからでしょうか??)



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さらに出口にチョコレート展のSHOPが展開されていたのですが、ネットで見て狙っていたクリアファイルやペンが売り切れていました(泣)。


ショック・・・。


しかし、ちゃっかりとカカオ濃度の違うチョコレートの食べ比べセットと、チョコレート展限定のチョコレートをゲットして帰路に着きました。



さて・・・。


長い文章を読んでくれありがとうございます(笑)。

これを書いたことで改めて頭の中を整理できました。

チョコレートの歴史、製造工程を知ることができて大満足です!


こんなに書きましたが、結構内容は端折ってるので、興味がある方はぜひ行ってみてください^^


今週の日曜(1月24日)まで開催しています!