行ったり来たり | セセデブログ

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例えば、経験と才能。
仕事をする上で大切なのはどっちだ?

自分が務めている編集部の仕事で言えば、
4年前ぐらいまでは、才能が重要と思っていたが、
2年前ぐらいには、経験の方が重要と思うようになった。
しかし、現在は、なんとなく才能の方に戻ってきている。

このような、「行ったり来たり」。
みなさんも経験されたことがあると思う。

この行ったり来たりを、少し踏み込んで考えると、
「あり」か「なし」か、
この両極端の場合でも起こりうると思う。

例えば、この服を買うか、どうか。
こうこうだから、これは「買う」。いや、待て、もう少し考えてみると、
こうこうこうだから、「買わない」。
いやいや、こうこうこうこうだから…。

結論だけ見れば、「あり」か「なし」かの2パターン。
しかし、ある→なし、の「なし」と、
あり→なし→あり→なし、の「なし」とでは、
明らかに違いがある。

ちなみに、迷っての行ったり来たりではない。
イメージ的には、玉が左右に転がりながら、
徐々に降りていくおもちゃのような行ったり来たり。

それを繰り返して、得られるもの。
それは多分、深みだろう。

まったく同じ言葉でも、
誰が言ったかで、受け取り方が変わる。
このような不思議な現象が起こるのは、
受け取り側が、発言者の「行ったり来たり」を、
無意識に読み取っているからではないだろうか。

個人的には、「頭の良し悪し」とは、
どれだけ「行ったり来たり」できるかと
同義だと思う。

さて、生きてる間にどれだけ
「行ったり来たり」できるだろうか。