交渉術/佐藤 優

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元外交官である著者自身がアカデミック志向なため、官僚・外交の嫌らしさと、神学に基づいた信念との対比が不思議で興味深い展開を見せ、ぐいぐい読み進められる。
タイトルで「交渉術」とされているものの、一般的な状況で使えるテクニックではないため、どちらかというと「回想録」として読んだ方が面白いだろう。
そういう意味では、歴代総理やロシア大統領を間近で感じた、マスメディアでは伝えられないリアルさを、本を通じて知る事ができるのが大変興味深い。
佐藤氏自身は後進の指導やノンフィクションの普及、神学や政治に関する勉強会など、著作活動だけでなく多岐にわたり活躍している。
実際に参加した勉強会や講演会では、権威に逆らうかのようなトレーナー姿で登場し、会場が一瞬引く雰囲気になる。
しかし、講演する内容と講演する姿のギャップが親密感を与え、ぐいぐい惹き込まれる。
たとえこれが計算された事だと知っていても、あえて引っかかってもいいと思ってしまう愛嬌のある作家だと、私は思う。

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元外交官である著者自身がアカデミック志向なため、官僚・外交の嫌らしさと、神学に基づいた信念との対比が不思議で興味深い展開を見せ、ぐいぐい読み進められる。
タイトルで「交渉術」とされているものの、一般的な状況で使えるテクニックではないため、どちらかというと「回想録」として読んだ方が面白いだろう。
そういう意味では、歴代総理やロシア大統領を間近で感じた、マスメディアでは伝えられないリアルさを、本を通じて知る事ができるのが大変興味深い。
佐藤氏自身は後進の指導やノンフィクションの普及、神学や政治に関する勉強会など、著作活動だけでなく多岐にわたり活躍している。
実際に参加した勉強会や講演会では、権威に逆らうかのようなトレーナー姿で登場し、会場が一瞬引く雰囲気になる。
しかし、講演する内容と講演する姿のギャップが親密感を与え、ぐいぐい惹き込まれる。
たとえこれが計算された事だと知っていても、あえて引っかかってもいいと思ってしまう愛嬌のある作家だと、私は思う。