甘酸っぱい梅しそ系の赤。


となれば、主張し合うよりも、

寄り添ってもらうほうが、このワインは輝く。


大概の料理に合わせられる。

でも、おすすめしたいのは焼き鳥。


おそらく、これがいちばんしっくりくる。


塩でも、たれでもいい。

両方に寄り添ってくれるのが、このワインの強さだ。


塩なら、梅のニュアンスがより立ち上がる。

たれなら、甘辛さに果実味が重なる。


とりわけ、想像するだけで腹が減るのは、

ささみの梅しそ巻き。


これはもう、合わないわけがない。


梅しその酸味を、

角を取るように、

やさしく丸めてくれる。


鶏だけではない。


鱧もいい。


焼いて、塩だけ。

余計なことをしないほうがいい。


渋みが出しゃばらないから、

淡白な旨みを壊さない。


むしろ、ほんのりと滋味が増す。


他にも、

出汁巻き卵。

鶏肝の甘辛煮。

新生姜の甘酢漬け。


和の甘酸っぱさと、

このガメイは、よく呼応する。


実は、いちばん輝くのはホタルイカ。


あえて理由は書かない。

騙されたと思って、試してみてほしい。


前に出て引っ張るタイプではない。

隣にいて、整える。


派手ではない。

でも、気づけばいちばん頼りにしている。


そんなペアリング向きの一本。