
※CTP=Community Technology Preview:ベータ版とほぼ同義です
これまでの慣習からおそらく"SQL Server 2012"という製品名となるであろうこの次期SQL Serverですが、第4世代と位置づけられるメジャーバージョンアップの製品となる模様です。


・第一世代 SQL Server1.0~6.5:Sybase色が強かった頃
・第二世代 SQL Server 7.0/2000:Jim Gray 博士が刷新した現在につながるバージョン
・第三世代 SQL Server 2005/2008:2000の流れを受けてBusiness Intelligence機能を強化
でもって、今回の第四世代ですが、キーワードを拾うと・・・
Always On、Server Coreサポート、カラムストアインデックス、Distributed Replay Controller、DataQuality Services等がありますが、SQL Server 2005/2008の流れをそのままに機能強化をした印象です。
さて、SQL Server Code Name "Denali" CTP 3の入手方法ですが、Microsoft Tech Netにユーザー登録すると、以下のサイトからISOイメージをダウンロードできます。
TechNet Evaluation Center:Microsoft SQL Server Code Name "Denail"のダウンロード
【インストール】
1. ダウンロードしたISOイメージをDVDに焼いて、インストールを開始します。
2. インストーラーの形態はSQL Server 2008と同じでした。

3.Windows Firewallが有効な場合は、必要に応じてポートを空ける様に警告がでます。

3. インストールする機能は個々に選択します。

4. まずログイン、照合順序、各サービスの設定といった基本的な設定を実施。


5. インストール対象にAnalysis Service、Reporting Service、Distributed Replay Controllerを選択した場合は、それぞれの設定を行います。



6. インストール完了

7. インストール後、SQL Server 構成マネージャーでTCP/IPの接続を有効にします。

また、SQL Server Native ClientのTCP/IPのポート(既定:TCP1433)を設定し、そのポートをWindows Firewallで有効にする様に設定します。

8.SQL Server Management Studio/Business Intelligence Development Studio
Visual Studio 2010 Shellを使用するようになっています。機能的にはSQL Server 2008と同じ。


さて、Denail CTP3をダウンロードすると、Microsoftから以下の様なメールが送信されてきます。

Denali CTP3のホワイトペーパー等の情報が記載されています。
Microsoft SQL ServerチームはDenaliの情報提供を積極的に行っていて、米Microsoftのサイトはもちろん、日本マイクロソフトのサイトでもDenaliの新機能の自習書が公開されているので、勉強する為の素材が一杯あります。
Microsoft:SQL Server Code Name "Denali" CTP3 is Here
日本マイクロソフト:SQL Server自習書シリーズ
またFaceBook(http://www.facebook.com/sqlserver)でも情報提供がされています。
おそらく数あるMicrosoftのProductの中で現在、最も情報提供が多い製品だと思います。
ちなみにFaceBookでは現在、フィードバックを行ったらプレゼントがあたるキャンペーンをやっています(2011/9/10まで)

とりあえず、Denali CTP3で"SQL Server 2012"の予習をしちゃいましょ
