マイクロソフトOffice365
Google Appsと同様にクラウドで提供されるサービスで、メールやスケジュールの他、Word、Excel、PowerPoint、OneNoteといったアプリケーションでドキュメントを作成しメンバーで共有することが可能です。
Office365の特徴を以下にまとめてみます。
①企業向けのサービスとなっており、
従業員が25名以下の企業を対象としたSmall Businessとそれ以上の企業を対象としたEnterpriseの2種類があります。
なお、Small Businessが月単位のサブスクリプションなのに対し、Enterpriseが年単位の契約となること、Enterpriseには24時間365日のサポートが付く等の違いがあります。
②1ヶ月の使用料は1従業員あたり\600。
(ただしSmall Businessが25名分のライセンスとなっているので実際には\600×25=\15,000が最低必要)
この低価格は魅力的ですね。
③Google Apps同様、クライアントには基本的に依存していません。
Windows + Internet Explorer(ちなみにIEはVer7以上が必要)はもちろん、
MacOS XやLinux上のFireFox、Google Chromeでも使用できます。
したがってiOSやAndroidをOSとするスマートフォンやタブレット端末でも使用できます。
出先にいる社員と情報共有するにはスマートフォン、タブレット端末で使用できることは、今や必須条件といって良いかと思いますので、これはうれしいですね。
④主に以下のサービスで構成されています。
基本的にOffice 2010と同様の機能と考えて良いかと思います。
(当然、全ての機能が実装されているわけではありませんが、基本的な機能は大体使えそうです)
・メール、予定表、連絡先の機能はOutlookを使用
・インスタントメッセージング、音声・ビデオ通話の機能はMicrosoft Lyncを使用
・Word、Excel、PowerPoint、OneNoteを使用してドキュメントの作成が可能。
また作成したドキュメントはSharePoint Onlineで共有が可能。
Office365の画面は以下の様な感じです。
①トップメニュー

②Excelを使用しているところ(Windows XP + IE7)

③Mac OS X V10.6(Snow Leopard) + Google ChromeでExcelを使用しているところ

④iPhone (iOS4.3 + Safari)でExcelを使用しているところ

ちなみにExcelやWordを使用する場合ですが、やはりある程度のネットワークの太さが必要です。
スマートフォンの3Gでは見るだけなら問題ないですが、編集は厳しいです。
編集する場合は最低でもWi-Fi以上(理想は光ファイバー)が必要でしょう。