[Asianux3RC]Asianux 3のウリは? | Server OS Cafe

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Asianuxのウリと言ってまず思いつくのはサポートですね。

日本人の開発者がサポートをしてくれることによる安心感は大きいです。

ではOS自体のウリは何でしょうか?

ということで今回はAsianux 3のインストール 時に表示されるAsianuxの紹介文を転記してみました。

あくまでAsianux側のPR文であって、客観的なものではないのですが

Asianuxの導入を検討する際にどこに注目したらいいかの参考にはなるかと思います。


■簡単導入

Asianux Server 3は、様々な機能がインストール直後に使えることにこだわります。


導入時にSun Microsystems社のJava SE Development Kit 6.0を

導入・環境変数の自動設定を行ったり、商用フォントであるRicohフォントが

デフォルトで採用されているなど、細かい部分であなたの手を煩わせません。


印刷環境もOpenPrintingに対応していたり、レーザープリンタ用の設定ファイルが

用意されているなど、簡単に使用開始できるように製品がデザイン・開発されております。


■進化したカーネル

Kernel 2.6.18をベースにすることにより、信頼性・可用性・安定性が向上しました。

ロック機能の進歩による大容量メモリのサポート、デュアルコア以上のCPUに

対応するなど、スケールアップやスケールアウトが容易に行えます。


Linux標準のファイルシステムであるext3のパフォーマンスも向上し

従来製品に増してエンタープライズ領域での使用に適した製品になりました。


■信頼性の高い障害解析・収集

Kdumpの採用により、デバイスに依存しないダンプの収集が可能になりました。

障害が発生すると、Kexecを使いダンプ取得専用のカーネルが立ち上がため、

ダンプの精度・信頼性も向上しています。

また、障害情報の収集能力が強化され、詳細なネットワーク情報や

ファイルシステム情報を採取できるようになりました。

的確な情報を得られることにより、障害解析がより深く、確実に行えるようになりました。


Asianux Server 3は、効率的なサポートを提供することを前提として

作り込まれていますので、安心してご利用ください。


■日本人のための文字コード対応

Asianux Server 3はUTF-8ロケールをサポートしています。

古いLinuxやUnixシステムからの移行も思いのままです。

またPHPやPerlといったウェブサービスでは、

これまでのLinuxでは対応不可能であったWindowsクライアント特有の特殊文字も

正確に処理できます。


Asianux Server 3で、文字化けとさよなら。


■充実のウェブソリューション

MySQLは5.0系にメジャーバージョンアップされ、ストアドプロシージャーやビュー、

トリガーの実装によりエンタープライズ領域での要求を満たすことができるようになりました。


Apacheも2.2系になることでロードバランシング機能や動的キャッシュが強化され

応答性がアップしています。Asianux Server 3で信頼性の高いウェブシステムが構築できます。



■Oracleデータベースとの親和性

通常のLinuxにOracleデータベースをインストールするには、専用ユーザを作成したり、

環境変数を設定するなど、事前の準備が必要です。


Asianux Server 3ではOracleデータベースの動作に必要なカーネルパラメータが

調整済みの状態で出荷され、またOranaviというウィザード形式の補助ツールを

使用することでOracleデータベースを簡単に導入することができます。


それ以外にも、php-oci8やocfs2といったオラクル専用モジュールが

最初から同梱されていたり、Asianux Server 3インストーラで

ネットワークのポンディング設定を行うことでOracle RAC構築のステップが

簡略化されるなど、Oracleデータベースを簡単に導入するための工夫が施されています。


■ 大規模ファイルサーバーに強い

SambaとOpenLDAPを組み合わせることにより、

大規模ファイルサーバーという用件にも対応可能。


smbdcsetupによりドメインコントローラを簡単に構築したり

smbldap-toolsを使用してOpenLDAPサーバー上のユーザ情報も管理ができます。


新しいSambaはWindows Vista対応が施されているので

Windowsクライアントとの混在環境にも使用できます。


こうしてみるとベースにしているRed Hat Enterprise Linux5と共通する部分が多いですが

(オープンソースである以上、違いがあまりないのは当然と言えるかもしれませんが・・)

独自色も出していますね。


9/2 追記:

IT Mediaにこんな記事がありましたね。

「キーワードは“Better Than Red Hat”」――Asianux Server 3のみなぎる自信


また9/1よりOracleのUnbreakable Linux が日本においても開始されたようですが、

  (しかし"Oracle Enterprise Linux"って・・・(笑))

ミラクルリナックスがAsianuxとどう折り合いをつけていくのかが気になります。

Asianuxの開発はやめてほしくないですね。


IT Media:Oracle Unbreakable Linuxが国内展開開始、そのときミラクルは……