さてこのBlogはServer OS Cafe・・・ということでそろそろWindows以外のネタも始めようかと思っていたところに
ミラクルリナックス よりAsianux Server 3 のRelease Candidate(RC)のリリースの案内が来ましたので
今回ダウンロードしてインストールしてみることにしました。
■ Asianux Server 3 RCのインストール
インストールCDは全部で3枚ありました。
AsianuxはFedora Core やRed Hat Enterprise Linux (RHEL)と同様にAnacondaを使用していますので
インストール手順はFedoraやRHELとよく似ています。
デザインはなかなかきれいですね。
1. 言語の選択
日本語を選択しました。
2. 使用許諾契約書の同意
3. キーボードの選択
日本語106キーボードを選択
4. 新規インストールかブートローダのリストアかの選択
新規インストールを選択
5. パーティション作成
作成方法を以下から選択するようになっています。
・ 選択したドライブ上のすべてのパーティションを削除
・ 選択したドライブ上のlinuxパーティションを削除してデフォルトのレイアウトを作成 ※デフォルト
・ 選択したドライブの空き領域を使用して、デフォルトレイアウトを作成
・ カスタムレイアウトを作成
「カスタムレイアウトを作成」以外を選択した場合は自動的にパーティション作成が行われますが
Fedora、RHEL同様/とswapがLVM上に作成されるようになっています。
6. ブートローダーのインストール先の指定
以下から選択するようになっています。
・ /dev/hdaマスタレコード(MBR) ※デフォルト
・ /dev/hda1ブートパーティションの最初のセクタ
・ ブートローダはインストールしない
通常はMBRにインストールするように指定します。
7. ネットワークデバイスの設定
デフォルトはDHCPになっています。
固定のIPアドレスを使用する場合は変更します。
8. ロケールの指定
「アジア/東京」を選択
またシステムクロックでUTCを使用する・しない(日本時間とする)を選択できるようになっています
(デフォルトは「使用しない」・・・確かRHEL5ではデフォルトは「使用する」だったような・・・
このあたりは日本の会社ならではかな)
9. rootのパスワード入力
10. パッケージの選択
この画面はFedoraやRHELより洗練されているような感じがします。
インストール方法は最小、すべて、カスタマイズからの選択となっており、カスタマイズを選択すると
以下の画面で一つ一つ選択できます。(ここの画面はFedora/RHELの方が良かったかな(笑))
また以下のミドルウェアをインストール・しないを個別に選択できるようになっています。
言わずと知れたServletコンテナ
J2EEアプリケーションサーバー
Red HatはJBoss ですが、AsianuxがGeronimoで来るとは思わなかったですね~。
私はGeronimoはまだ名前だけ知っているというレベルで実際に使ったことはないです。
???、WEBサーバーのようですが、私は今回初めてこの名を聞きました。
あとRHEL5同様、Asianux3でも仮想化が目玉なので仮想化パッケージをインストールする・しないが
指定できるようになっています。
今回は基本パッケージは「すべて」にし、仮想化をONにしました。
11. パッケージインストール開始
12. ディスプレイの設定
13. RedCastle Secure OSの有効・無効の設定
AsianuxではSELinuxではなくRedCastle Secure OSを使用するようです。
Red Gate 社が開発したもののようですが、今は(機能の詳細が分かりませんし)無効にしておきます。
以上でインストール完了です。
■Asianux Server 3の画面
こんな感じです。インストーラー同様、画面デザインはなかなかのものです。
・ブートローダー(GRUB)
・デスクトップ(KDE)
Asianux Server 3ではKDEが使用されます。
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