Windows Server 2008ではデフォルトでWindows Firewallが有効になっています。
設定の確認はWindows 2003と同じ[コントロールパネル]-[Windowsファイアウォール]でも見れますが、
こちらではプロファイルや送信規則等のWindows 2008から追加された機能は確認できないので
Server Managerで確認するのが良いでしょう。
Windows Vista/2008のWindows Firewallでは次の3つのプロファイルがあります。
・ドメインプロファイル
・プライベートプロファイル
・パブリックプロファイル
プロファイルについては以下のサイトの情報が詳しいのでご参照ください。
現在どのプロファイルが有効かは[監視]で確認できます。
通信規則は受信側だけでなく送信側の設定もできるようになっています。
これを見ると先日Server Managerの「役割の追加」で追加したIIS7.0が使用する
FTP(TCP 21)やHTTP(TCP 80)といったポートは自動的に開けられているようですね。
以上の情報はコマンドラインでも確認できます。
Windows Vista/2008ではnetsh advfirewallコマンドを使用します。
■現在有効なプロファイルの設定確認
netsh advfirewall show currentprofile
■ドメインプロファイルの設定確認
netsh advfirewall show domainprofile
■プライベートプロファイルの設定確認
netsh advfirewall show privateprofile
■パブリックプロファイルの設定確認
netsh advfirewall show publicprofile
■受信規則の確認
netsh advfirewall firewall show rule name=<規則名> dir=in
全ての受信規則を表示する場合はname=allを指定します。
■送信規則の確認
netsh advfirewall firewall show rule name=<規則名> dir=out
全ての送信規則を表示する場合はname=allを指定します。
name=allを指定した場合は出力行数が多いのでテキストファイルにリダイレクトするのが良いでしょう。
netsh advfirewall firewall show rule name=all dir=in > firewallin.txt