入社して数年後、
1人で任されるようになると、
新人時代に不満に感じていたことも
感覚が麻痺するのか、どうでもよくなり、
ひたすら成果を出すことや、
納期に間に合わせること、
に集中するようになります。
目の前の辛いことや嫌なことより、
やり遂げたときの達成感や
任されたという責任感で、
自ら考えて行動するようになるからです。
職場の同僚や関係部門にも
それなりに人脈が出来てきます。
頼りにならない人や政治的に敵対する人もいて、
世間の縮図である職場でいかに要領よく立ち回れるかも、
総合的な仕事力となります。
迫られる二者択一
このあたりから、
自分の生活をどこまで犠牲に出来るかで、
日々迷うようになります。
一定期間だけ生活を犠牲にし、
自分の目標に向かって頑張れる人もいるし、
不本意でも、より効率の良い方法を選ぶ人もいます。
犠牲にする内容も度合いも人それぞれですが、
部長クラス以上になると、さらに政治的要素が増え、
バランス感覚と覚悟が必要になります。
上司の期待値を超え過ぎず、
ほどほどに出来ることが重要になります。
上司をいろいろな面から安心させないといけない。
この行為をバカらしいと考えるか、
自分が権力を握るまでの期間限定で辛抱するか、
(実際は競争に負けるまで続くのですが)
こうして、
純粋な心を持って入社した社員は、
出世競争に参加するか否かを選択し、
5%に満たない一部を除き、
脱落していきます。
結局、
多くの人から尊敬される真のリーダーになれる人は、
1%にも満たないのです。
こうして組織リーダーは段々と劣化していく
こうして組織は、
事業のトップである事業部長の体制を維持し、
それを踏襲する管理職が脇を固め、
体制の安定化を図ります。
能力はあるが忠誠心に欠ける人材は、
誰もやりたがらない難しい課題を担当させられます。
結果的に、能力ある人材は離れていき、
組織全体の知性はジリ貧となっていきます。
残念ですが、これは自然の摂理なのです。
階層型組織を構成する限り、
戦国時代から続く混乱を避ける
立派な戦略なのです。
この悪習を断つ方法
階層型組織の頂点に立つ絶対的リーダーが、
サーバントリーダーシップを発揮し、
下記環境をつくることです。
「真のリーダー」になれる実力のないリーダーでも、
心を入れ替えることで、
サーバントリーダーシップを発揮して、
良いリーダーになれます。
キモになるのは、
リーダー自らが部下任せにせず職場の環境を整えること
そして、
・心理的安全性を向上させる。
・多数決をやめる。
「一方が正しく、他方が間違っている」価値観を廃止する。
・明るい未来を信じて努力する人材を重用する。
・周囲の人のために尽くしたいと願う人材を重用する。
・物怖じしない、自分の意見をしっかり言う人材を重用する。
(「生意気な人間」、「横柄な人間」、「他人をバカにする人間」、
「自分の意見をずけずけ言う人間」、「礼を失する人間」、
とは違います)
ようするにティール組織なんですが・・・
つまり、ティール組織なんですね。
最先端の組織形態がティール組織であって、
明確な目的に沿って、
最も効果的な形を追求したものなので、
どうしてもティール組織に似てきます。
要は、形が階層型組織でもいいのです。
一番上に位置するリーダーが、
一本筋を通して仕切りさえすれば。
間違っても、
平凡な片腕に丸投げしないでください。
間接部門は最小限に縮小するべきですが、
優秀な人材がいるのなら、
暫定的に活動を任せてもいいかもしれません。
こうしなければいけない、
という手順はありません。
今の組織の現状から、
どこに行きたいのか?
どうすればいけるのか?
それを全員で定期的に話し合います。
そして、状況に合わせて
どんどん変えていけばいいのです。