現在のほとんどの企業の組織形態であるオレンジ組織が、
ティール組織に近づくうえで経る最初のステップが、グリーン組織化です。
このグリーンの段階で、
さらなる発展形であるティール組織に移行する際に
陥りやすい問題があります。
これを「グリーンの罠」と呼んでいます。
グリーンの罠に嵌まった組織は、
多様性や共感性を大切にしようとするあまり、
会議や合意形成が過剰に行われ、意思決定が遅れたり、
課題解決が難航したりすることがあります。
以下、具体的な対処法をいくつか紹介します。
①会議の効率化
多数の会議が行われることが問題の一つです。
会議を減らし、効率的な意思決定のための会議に集中することが重要です。
また、会議で議論したことをまとめ、迅速な判断をするためのフレームワークを
整備することも有効です。
②意思決定のスピードアップ
多様性や共感性を尊重することは大切ですが、
意思決定の遅れは組織にマイナスの影響を与えます。
意思決定のフレームワークを整備し、
決定プロセスを明確にすることが必要です。
また、関係者に対して、決定が遅れることが組織に
与える影響を説明することも重要です。
③課題解決のプロセスの明確化
課題解決には、解決プロセスを明確にし、
目的を共有することが必要です。
課題を解決するために必要なステップを示し、
各ステップでどのような
意思決定が必要なのかを明確にすることが有効です。
また、解決策を実行するための具体的なアクションプランを作成し、
責任者を明確にすることも重要です。
④ティール組織独自の工夫;「助言プロセス」
ティール組織では、これまで主流だった
「階層構造によって物事を決める(承認プロセス)」や
「合意によって決める(コンセンサス)」などの
意思決定プロセスがあまり使われません。
その代わりに
「適切なプロセスを踏み、一人ひとりが自由に意思決定できる」
という「助言プロセス」がよく活用されています。
以上のような対処法を取り入れることで、
グリーンの罠から脱出し、
ティール組織への移行をスムーズに進めることができます。